稲葉姫子 さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
女の子の話で百合ではない、さわやかなアニメ
再放送でたまたま見始めて、毎週楽しみになり、今週最終回を迎えました。
「心が洗われるようなアニメ」と一言で言えばいいのでしょうか。
大きな問題も、特別なキャラクターも、恋愛要素も、なにもありません。普通の女子中学生の心の葛藤、動きがよさこい(部)を通して丁寧に描かれています。最初はなる、そして、たみー>ヤヤー>まち(さり)ー>ハナという順番です。
このようなアニメは現在では少なくなっています。地味っていうものでしょうか。それだけに、見る人を選ぶかもしれません。私は自分の感性とぴったり合いました。自分の中学生のころのことを常に思い浮かべながら見ていたのです。
みんなで何かを作り上げる喜びが、この作品にはあふれています。ああ、自分もよさこい部に入りたいとさえ思います。
いしづかあつこ監督らしいといえば、らしいです。素敵な小品です。
OPを見た瞬間に、いしづかあつこ監督とわかりました。皆でジャンプするところなど、監督の癖(カラー)が良く出ています。それから、1組目(1話)のハナが飛び舞うカットがいいなあと思っていたら、コンテは神戸守さんでした。さすがです。
唯一文句?言わせてもらえれば、花彩よさこい祭の踊るシーンはもすこしカットを描いてほしかったです。
ブルーレイを買いそうです。(笑)