テナ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
魔法×アイドル
アイドル×魔法らしいです。
まずキャラが凄く多いですね。
結構な数のユニットがありそこに数人所属しているので中々の数です。
内容としては中々面白いかと思います。
1話1話しっかり面白くストーリーが展開されます。
ライブステージもアイドルアニメらしく演出も華やかの中に可愛さやら格好良さがやらが詰め込まれているそんな物語ですね。
OPはかなり賑やかな中にある元気を貰えそうな曲になって居てEDは気持ちがリラックス出来るようなテンポに仕上がっています。
個人的に面白かったエピソードはバンブボール大会と怪奇現象調査の回が割と好きだったりしますw
そして、この物語の主役グループであるライツですね。
ライツのライブは凄く素敵な演出で仕上がりでしたが結果は退学…
そして、ライツメンバーのティアが第二王女である事を知り連れ帰られてしまいます。
双方の気持ちは解るかなぁ〜
ティアの事を考えると自分が第二王女であるからと気を使われるのは嫌だと思うのです。
相手が大切だからこそだから秘密にしていた。
逆に他のメンバーの事を考えると大切な関係だからこそ真実を伝えて欲しい。
どちらも気持ちが判ります。
この退学の件についてライツは本当に良い友達とライバルを持っている。
素敵なライブを披露している事を評価して退学取り消しに動こうとしたり、厳しい言葉に聞こえても背中を押してくれる。
バラバラになりかけたライツは自分達の想いと目的に気が付いた。
そして再び動き出す。
城への侵入が中々に見応えあるかな?と思います。
再結成までの大切なエピソードでもありますからね!
そんな中ピンチが訪れます。
ライブで魔力を貯めないとダメなのですが…そこにライツが再結成し戻ります。
最終回は少し戦闘がありますが…少なっ…
ライブをメインなので当然なのでしょうけど魔物設定あるのに魔物の扱いがなんだか不憫なきかましました。
やはり最終回の見せ場はライツのライブでしょうか。
ただ、最終回のBパートは泣かせにきます。
ティアの姉はこれまでに優しいイメージが強かったのですが、ティアが城に戻ると冷たい気がしていました。
その理由とエルザが犠牲にしてでも抱えて守って来た物を知る事になります。
これがですね。
やっぱり彼女は本当に優しい人でした。
ティアを遠ざけて自分がどうなろうとティアの為に尽くして来たのです。
その結果彼女は声を失ってしまった。
それでも頑張れたのはティアと言う存在がいて笑い掛けてくれたからですね。
彼女はティアが幸せに暮らしてくれたらそれで良かったのでしょう。
でも、ティアは知ってしまった。
真実をティアの苦しみを和らげる事が出来る歌声はエルザにとっては諸刃の剣…
それを知らないで歌声を純粋に大好きだと言ってしまう記憶の中でティア…真実を目の前にして何も出来ない現在のティアは涙を流しながら叫びかけるけど彼女の声は届かなくて。
真実を知ったティアは謝るしか出来ない…立ち止まってしまいそうになる彼女にエルザは、これからもティアを守ると言います。
それを聞いたティアは歩み始めます。
今まで守ってくれていたのにまだ守られたらきっと彼女は自分がダメになる…そして負担になりたくない…次は傷付いたお姉ちゃんを守るのが私だ…などが頭によぎったのかもしれません。
そしてティアは1人じゃない。
ティアを支えてくれるライツやお姉ちゃん。
友達が居るのだから。
かなり中途半端の最終回となりましまが、最後に感動をさせてくれたのが好ポイントです。
今までも面白いなぁ〜とは思っていましたが最終回を見て私はこの作品を自分が思っていたより好きなのかもしれません^ ^
是非2期も制作して欲しいですね。
私も見てみたい。
彼女が切り開く未来と奇跡の歌声を。