遊微々 さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
誰かを思いやる心、それは時に優しく、時に残酷に・・・
咲坂伊緒原作の『ストロボエッジ』『アオハライド』に次ぐ青春三部作の一つ。
市原由奈と山本朱里の女子2人、山本理央と乾和臣の男子2人、この男女4人の想いが複雑に交錯し紡がれていく青春ラブストーリー。
彼ら4人は互いにそれぞれを思いやる優しい心を持っていますが、時にそれが誤解を招き不和の引き金になることもあります。しかしそれらを乗り越えて、最後はみんなが互いの気持ちをストレートにぶつけ合って両想いになる姿はとても美しかったですね。
物語序盤は絵に描いたようなステレオタイプの少女漫画的展開の連続。正直見てて「いやー、ロマンチックかもしれないけど、ちょっとキザったらしいというか寒すぎない?女子ってこういうの憧れてるの?」とか思っててちょっと不安だったんですが、後半の4人の想いのすれ違い、3歩進んで2歩下がるようなじれったいもどかしさ、これがなんともドストライクだったんですよね自分的に。やっぱり物事がうまく進まないじれったさと、それらを乗り越えた先に待っているハッピーエンドのカタルシス、これがやっぱり大好きですね。
うーん、初々しさ全開のアオハルはやはり素晴らしいものがありますね~。
Youtubeにあがっている今作の主題歌である「Gravity」のふりふらverのMV、最近何回も繰り返し見ちゃってます。見返すたびに「いい映画だったなー、もう一回見てもいいなー」って思っちゃいますね。
ということで評価上げました。原作も全巻買っちゃったしね♪
ただ個人的に途中の告白シーンが少し気になってしまったんですよね。
いや告白シーン自体はすごくいいんです。その時に流れる挿入歌、BUMP OF CHICKENの「リボン」もすごく名曲です。
ただこのアオハル全開の告白シーンとBUMPを混ぜられるとどうしても・・・頭にあのフレーズが浮かんでしまうんです・・・
{netabare}「HUNGRY DAYS、カップヌードル」{/netabare}
すいません、ちょっと笑ってしまってましたww
{netabare}おのれ日清食品め・・・{/netabare}
・・・割とマジでこれCMに使えばいいのでは?