みかづき さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
"いろんなひと"が"いる"。嫌いなひとも 好きなひとも。それが部。
私のどーでもいい感想日誌を読んでくれてありがとう。
※9/22 追記
いま、気がついたのですが 終盤「ユーフォニアムの奇跡」という回がありました。
あすかに幼少期、離婚で別れ、離れた演奏家の父がいることが発覚します。『全国大会出場』を果たすことで、自分の演奏の姿を審査員である父にみてもらえ「不可能であった再会」を果たします。
この追記前
おまけ
4月に始めて、"たったの半年間"で『全国大会出場』。。 。
気づいてはいけない 目をつぶろう。
と記述していました。
まさに "たったの半年間"で全国大会出場を成し遂げた"奇跡"
それが あすかの"奇跡" "ユーフォニアムの奇跡"
当作が伝えたかった"奇跡" だったのですね (´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
みなさんは、きづいてたのかな?
1期を観終えて、検索したら2期があることを知りました。( •̀ㅁ•́;)
田舎の1を借りたツタヤには、1しかおいてなかったの。あ、あるあるだぜ・・(゜o゜;
で、隣の市のツタヤに問い合わせたら1も2もありました。ʕ•̀ω•́ʔ✧セーーっフ!
観終えて。
なんかこの作品は、自分の感想日誌を書く前に
他の方のレビューをみたくなっちゃうの。優れた作品だからだと思う!
む、、むむ。またもや『純粋』な最高評価のレビューが『連続。とても多い。』ですね。
ここでの『純粋』とは、物語の疑問点や納得のいかないところ。
ここはすきじゃなかった。この登場人物だけは好きになれなかった。
というのが『一切書かれていない賞賛』の意です。
私もね、かなり、涙と鼻水を垂れ流し、濡れて丸めたティッシュを投げては、
見直したいシーンはDVDを巻き戻して、何度もみて、セリフをちゃんと聴いて、みたんだよ。
1期もよかった。けど私には2期の前半が1番よくて、2期が1期を上回りました。
後半の、あすかと久美子姉の並走は、ならでは の表現なんだけど
なんか、しんどかった。。
2期は全国大会への吹奏楽部の経路と、
主たる各人物のそれぞれの家庭の環境。回避・解決できない難儀な出来事がテーマですすみ、
【視聴者にとっても、それぞれの唯一の自身の人生、経験や家庭環境】をすぐ傍で、
リアリティーと比べ感じながら観たのだとおもいます。
私にとっては、観終えた後も、そういう主旨で、あらためて
余韻に、あれこれと考えさせる作品でした。
◎1〜2話目の、コンクールにでられない組の「もなか」による、コンクールメンバーへの合奏曲「Congratturation」に涙。涙。
ウ~ン。野球部でも、陸上部とか個人競技でも、
大会に選手枠ででられなかった弱い選手は、
悔しさ、自分への情けなさ、劣等感、妬みや羨望が、
大人になっても消えはしないとおもう。
それは、耐えて、努力をし続けた質量が、願いや祈りが「大きい人ほど。。」
社会人になって成功や満足を得られたひとは、消化できたかもしれない。
だから、この「もなか」の面々の合奏の気持ちは、理想で、とても美しくみえた。
だから、涙腺爆破された。でも
同時に、少なくとも心の叫び、清濁混合の気持ちがこの合奏にあることが
至って「ふつう」なのではないか。。という確信がある。
切り離せない負の気持ちの描写を(恣意的に)完全に消し去った
感動のシーンを作り出している。
私にも、高校の個人競技で、当時、関東や全国大会へゆく羨望の先輩や同期がいた。
3年次には、そのような選りすぐりの実績と強さをもつ、後輩になる1年生が
2人も私と同じ種目で入部してきた。
日々の練習でも、公式大会でも、、毎日だよ
「その辛酸を 受け続けても、なお・・と生きてゆく」生徒の心象は複雑なもの。。
知る他者を含めて、私にはそう理解しているのだが。。
50人もの人数で、合奏というシナジーでつくりだす競技。
(滝先生という)「部員全員に、清くおくりだせる、負なき、優劣なきこころを保たせる指導」というのは実在するのだろうか?
つまり、天の邪鬼な私は、不純物を取り除き、美しくした結晶。
これこそが創作として意味のあるアニメならではで、
一時の幸福な気持ちにさせてくれるものだとおもう。
▼各キャラの名前・漢字はどう書くの?
制作側のキャラへのおもいやイメージが込められてるはず。
観終えて、私のイメージ、好き嫌いの感想など
・鎧塚みぞれ
くそ刺さる。常に1人でいるひとって、集団でいる人達より気になる(合うとは言ってない)。
寂しさ、悔しさ、孤独で、逃げ出す、吐くほどの繊細さなのに、居続ける彼女には泣かされるわい。
みぞれ 鎧 らしい漢字と名だった。
・希美 のぞみ
責任感、正しさ。集団の中心に立てる、人望も、平等な気配りもある。
めっちゃ少ないけどこういう人いる。
退部から復帰へ。ふつうだよ。悪くない。名前の漢字 笑。そのままだった。
・田中あすか
社会人なってからの方が認識したけど、出来る人は出来る。出来ない人は出来ない。それだけ、それが現実。
さっぱりしてて、つかみどころがなく。でも
「吹奏楽をやり続けることへのおもい」が、比べられないほどのものがあることが最終盤にわかる。
だから、まわりの気持ち、矜持、騒動など、「(あすかにとって)下らないこと。」という台詞に。
ひとの本当の姿・姿勢を俯瞰している。
『先輩の事が苦手でした。(略)もしかしたら嫌いだったかもしれません。』
最終話で、久美子があすかを追って別れを惜しむ言葉に、一瞬 眼鏡を外し悲しい表情をみせた。
描写はないけど たぶん涙・・泣いた。
私の知る、数が稀有の、出来る、飛び切り優秀な先輩や上司は、こういうくそさっぱりで、正しくて、奥底に厚い情もあり、弱さを見せない、多くは語らない。飛び切りの精神をもっている。
当作の基底にある表現で、すばらしいよね。
私には、劇中の「特別なひと」で終わって本当によかった。
全国レベルへ牽引するひと なら いるよ こういうひと。
だから すごい作品だ。
・夏紀
最高のいいひと。はっきり言う、言っても周りが大丈夫なひと。
つまり あっさり。しつこくないんだよね。いるよね羨ましいー!なりたいー(なれん!)
漢字がしっかり、そのままだね。
・晴香
部長ーーーー❤(ӦvӦ。)。2期に入って何だか とても好きに。
声もいいし、偉ぶらなくて。結婚したいNo.1٩(๑´3`๑)۶ワーン
見せ場が通してなく 終わっちゃったーーーー
・主人公 久美子
周りを引き立たせる。非ヒロイン。
人生を一段ずつ学び、殻を破ってゆく。
「大人のふりするな! 先輩は ただの高校生なんだよ!!」
あすかへは、よく言ってくれたよね。くそ泣いたわー。 (´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
・優子
でかリボンの時期部長。思ったことをすぐ口にする。
実力が "中の上 以上" にいるタイプで、いるよね。私は好きじゃない。
1期も2期もどこでも出まくって、作者の1番のお気に入りキャラだとおもう。
「自分が気に入った人には多くの私情をはさむ」と夏紀がツッコむ。
この娘が好きな人は、この外見が好き、こういう人をおおらかにみれる、
欠点を人間らしい かな、すきになれる、問題にしないひと。
3期では出演が少なかった他の人物に尺をまわしてほしい。
レビューでは好きなひと多く、書くの、わるいとは思う。でも個人の感想だから。
・香織
優子とタッグ組んでもいて、好きじゃない。けど「好きじゃないひともいるのが部」。
そこが当作の『スーパー良いところ』b
・低音パートのカップル
○ねボ○が!活動中にいつも「隣同士」だと、、は? いちゃいちゃ♡じゃない?・・
硬派の前では常識外れの問題外。周りに気遣いがない。
うらやましーーーー! でもこういう風にはなりたくない。
付き合ってるからこそ、私なら活動中は『完全に離れたい』
カッコわるい。情けない。。
依存症や療育なら仕方ないけど、そうじゃないんだから。
・麗奈
あすかと似てて孤高 だったけど。
『根拠のない思い込み』が強いひとは大失敗も多い、けど大成功するのもこのタイプ。
ってTVで(笑)。そうおもうな。
幼少期に、自分は音楽に打ち込める裕福な家庭で
ふつう以下の同じ土俵のひとを傷つけることを知っている。
音楽♪
OPもEDも2期の方が好み。ふわっと、はじける♪いいねb
吹奏楽、私全然わからんから、一生懸命聴いちゃう。
合奏♪♪
少なかったよね。。うーむ。この2期は人間活劇だった。
もっと入れてくれーーーーー!・・でもTV版。よくぞここまで!だなぁ。
疑問も、好き嫌いも歴然と"ある"。
こんなに いろんな それぞれのひとで成立させて すごい。