Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
サブタイトルは~この世界のアイドルは魔法が使える~
この作品はゲームが基になっているみたいですね。
魔法×アイドルがテーマのメディアミックスプロジェクトで、魔女とキセキを起こす育成RPGのほか、漫画や小説などにも派生しているとか…
舞台は輝砂(きさ)、そしてその結晶体である輝石(きせき)が動力として普及した街・マームケステル。
輝砂きさや輝石きせきを利用し、呪文やメロディによって魔法を発動させる少女は “魔女”と呼ばれ、
歌唱活動や魔獣退治を行い、人々から憧れを集めていた。
暁の魔女が創設した魔女見習いが集う学校、フローラ女学院。
立派な魔女になることを夢見る少女・ティアラは学院の門を叩く。
「私、ぜひともこちらの学院で学ばせていただきたく――えっ!?」
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
どちらかと言うと、キャラデザは好みの部類…
アイドル、魔法モノのどちらも大好物…
だから全般的には悪くないのですが、とかく登場キャラが多すぎて、キャラは主要キャラ以外は殆ど覚えられませんでした。
複数のユニットがオルケストラを行うのですから、構成として大人数になるのは仕方ありませんし、納得もしているつもりです。
それぞれのキャラクター単体を見ると確かに違いはあるのですが、作品を通してみると違いが分かり辛かったり…
私の理解の足りなさを除くと、こういう作品ならではのメリットはあると思います。
それは登場キャラが多いということは、それだけ声優さんの演じられる受け皿が大きいことと同義なのですから…
公式HPのキャラクター紹介欄を見ると、キャラと一緒に演じている声優さんの名前も掲載されています。
本作では主要キャラが総勢25名いるのですが、その中で私が存じ上げる声優さんは約半分…
その中でも香菜ちゃん、すみぺ、あやねるや南條さんと言った超が付くほどのベテランの方を除くと、残りの殆どが若手か新人さんで構成されているんです。
その皆さんだって、狭き門を突破してきた方々…
だから、皆さんちゃんと声優さんの仕事をしていたと思います。
声優さん以外の人が演じた時に感じる違和感なんて微塵も感じませんでしたから…
キャラが多いと物語が発散して感情移入が難しい面もありますが、こういう嬉しい点が感じられるのは十分にメリットだと思います。
それに、この作品はアニメだけじゃなく、原作ゲームの方でも皆さん活躍されているんでしょうから…
今後の活躍に期待しています。
私は「感情移入がしにくい」と先述しました。
確かに物語が発散傾向になるのは否めない…
そしてこの作品もその部類に入るモノだとばかり思っていました。
但し、最終話のAパートまで…でしたけれど。
この作品、最終話のBパートにとんでもない爆弾をぶち込んでいたんです。
何も知らずに飛び込んで、しっかり爆死しましたので^^;
まさかこの作品で涙腺が緩むなんて…
展開も突然で、引き込むための十分な尺も無い…
でも、これまで「どれだけ思い慕っているか」を私たちは見てきましたから。
私にとって、それだけで十分でした。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
オープニングテーマは、作品に登場する総勢20目による「私たちのSTARTRAIL」
エンディングテーマは、LiGHTsの「プラネタリウム」
1クール全12話の物語でした。
見ていて登場するキャラから元気を貰える作品だったのではないでしょうか。
何だかんだ言いながら総じて楽しませて貰った作品でした。