たわし(爆豪) さんの感想・評価
2.6
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
どこのどの辺が天野喜孝?
おおむかし、今から30年以上前にかの押井守が、当時、ファイナルファンタジーを手がける直前くらいに共同制作した「天使のたまご」というアニメがあるが、当時は制作会社、スポンサーをはじめ「絶対に売れない」と絶望感により青ざめた。。。という逸話があるが、改めて見直すと非常に哲学的でシュールレアリズム的な芸術作品として評価できるほど、中身に関しては非常に濃い挑戦的な作品だった。。。
しかし、時は流れ2020年代。。。
この「ジビエート」は、天野喜孝の名前を被ったエセSFアニメであり、ほかの方の酷評もさる事ながら、今後のアニメ史においても重要視どころか記憶から抹消されてしまうほどの駄作であり、設定やキャラクターデザイン、作画、演出どれをとっても陳腐極まりない。。最低の出来である。
これほどまでにスタッフのやる気を削いでしまっているのは、もしかしたら低賃金、長時間の労働環境などの待遇の問題や、スポンサーや制作上層部との軋轢もあるかもしれない。。。
誰も名前も知らないライトノベル作品ならまだしも、冠に「天野喜孝」というアニメ文化黎明期を支えてきた巨匠の名を汚しかねない。。。いや、確実に汚してしまっているのは、業界の制作体制に問題があると言わざるを得ない。