すかり さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
????『真実はいつもひとつ』
名探偵コナン。
必ず少年探偵団が勝つ、あの事件解決ストーリー。
何となくそれを思い出しました。
でも、それとこの作品が大きく違うのは、
悪い奴(詐欺師)が悪い奴を裁くこと。
目には目を歯には歯を形式のコメディドラマです。
感じの良い作品ではないのに面白かった、悔しい。
内容としては終始、イタズラと犯罪のオンパレードで
詐欺師達が犯罪者をぶっ叩く痛快さを楽しむもの。
簡単に分類すると、
身内の誰かが買ったプリンを盗んで食べる→イタズラ
(枝村家、コンフィデンスマングループ内)
他人の誰かが買ったプリンを盗んで食べる→犯罪
(コンフィデンスマンのターゲット)
他人が盗んだプリンを盗んで食べる→グレートプリテンダー?
(コンフィデンスマン)
みたいな感じです。
エグい事や犯罪を、ただのイタズラに魅せてしまうこの作品は、
正直なところ嫌いです。
それでも最後まで観れたのは、
それを覆すパワーがこの作品にはあったということ。
臨場感あるカメラワークやノリノリの劇伴。
作画は安定してるし、背景は油絵っぽい独特なタッチで綺麗でした。
絵画のお話も途中出てくるし、
美術系アニメが観たい方にもオススメかも。
このドラマの教えは『人を疑え』であるが故、
不道徳心揺さぶられる内容となっております。
イケないこと言ってる気がする。
でも最近は、
ガス業者と偽ってのアポ電強盗、
新型コロナに関する調査強盗など
詐欺まがいの強盗が流行っているので、
こういった不道徳心
『簡単に人を信用しない』ということも大事かな。
最後はなー。
勝ったのは枝村でもローランでもなく、
ドロシーという。男は女に振り回されてばかり。
ずるいなードロシー。
いつも勝っちゃうコナン君並にずるい。