Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
あの遠い日に 僕たちは、かなえられない約束をした。
この作品は、2004年に上映された新海監督2作目の長編アニメーション映画です。
日本が南北に分断された、もう一つの戦後の世界。
米軍統治下の青森の少年・藤沢ヒロキと白川タクヤは、同級生の沢渡サユリに憧れていた。
彼らの瞳が見つめる先は彼女と、そしてもうひとつ。
津軽海峡を走る国境線の向こう側、ユニオン占領下の北海道に建設された、謎の巨大な「塔」。
いつか自分たちの力であの「塔」まで飛ぼうと、小型飛行機を組み立てる二人。
だが中学三年の夏、サユリは突然、東京に転校してしまう…。
言いようのない虚脱感の中で、うやむやのうちに飛行機作りも投げ出され、
ヒロキは東京の高校へ、タクヤは青森の高校へとそれぞれ別の道を歩き始める。
三年後、ヒロキは偶然、サユリがあの夏からずっと原因不明の病により、
眠り続けたままなのだということを知る。
サユリを永遠の眠りから救おうと決意し、タクヤに協力を求めるヒロキ。
そして眠り姫の目を覚まそうとする二人の騎士は、
思いもかけず「塔」とこの世界の秘密に近づいていくことになる。
「サユリを救うのか、それとも世界を救うのか」
はたして彼らは、いつかの放課後に交わした約束の場所に立つことができるのか…。
公式HPのSTORYを引用させて頂きました。
この作品のタイトルについて新海監督は以下のように述べています。
「「雲のむこう」という言葉には、登場人物たちの前向きな意志を込めています。
今ではない、ここではない、彼らが目指すその先に「約束の場所」があるというような。」
確かに、雲の向こうに約束の場所はありました。
ゴールは分かりやすかったんですが、ゴールに至るまでのプロセス…といいか、構成に少々モヤモヤ感があったのは事実です。
一番気になったのは何の前触れもなく、別の物語が走り出すような展開が何度かありましたが、この展開には正直ついていくのがやっとでした。
それに主人公やヒロインが突然出てこなくなってしまう展開も、個人的にはイマイチだったかな…
そしてキャラデザ…
主人公2人の男の子が、ちょっと蒼穹のファフナーに似てるかな…と思ったのは私だけでしょうか^^;?
はにかんだ時や、少し頬を赤らめた時の表情が似ていると思ったんですけれど…
主人公の男の子2人の声優が俳優さんだったのもちょっと…
ですがその分、南里侑香さんの演技がより光って見えたのは紛れもない事実でしょう。
透明感があって、線が細い声質は、思った以上に心に染みわたりました。
南里侑香さんがこれまでの出演された作品をググってみると…
なんとGUNSLINGER GIRLでヘンリエッタ役を演じられているではありませんか!
こんな繋がりがあったなんて…素直に嬉しいです^^;
そして物語の纏め方…
完成した作品に対して言うのも何ですが、これで良かったのでしょうか。
彼らは約束を守るため唯一無二を選択して実行した…
物語のラストで感じた思いは、もっと熱く、もっと直向きだったと思います。
それによって得られたモノも確かにあったはずです。
それなのに…掌には一体何が残ったんでしょうね。
個人的には大団円を期待していましたけれど…
上映時間90分超の作品です。
新海監督の作品なので、チェックしておいて間違いは無いと思いました。