ローズ さんの感想・評価
1.8
物語 : 1.5
作画 : 1.0
声優 : 3.5
音楽 : 1.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
明るく楽しく激しいスポーツ
高校の部活説明会。
有原翼は乱入して女子野球部への勧誘を行うのであった。
以前から本作品の評判は聞いていました。
特に作画がダメらしいですね。
まあ、円盤仕様でのテレビ放送もあるので、今回は触れない事にします。
まずは女子野球について。
アメリカでも日本でもプロ化に失敗。
日本ではプロ野球が盛んですが、女性の活躍は皆無。
それは何故なのか。
やはり男性と女性には運動能力に差があります。
ただ、プロ選手は一般人と体格や体力面でも違いがあり過ぎですね。
高校・大学・社会人・独立リーグなどで活躍した、ごく一部のエリートがプロ選手になります。
そのプロ選手でも活躍するのは、少ないエリート達。
体格や運動能力でハンデがある女性にはキビシイ世界です。
日本においては野球が盛んです。
少し歴史を振り返ってみましょう。
戦前・戦後直後は大学野球のほうが人気がありました。
しかし、徐々にプロ野球の人気が高まってきます。
それは大学野球の人気選手がプロの世界へと入ったため。
やはり、キッカケは長嶋さんでしょうね。
立教大学を経て巨人に入団。
天覧試合でホームランを打つなど、大衆の注目を集めます。
私は女性でも能力があれば、プロに進んでも良いと考えています。
しかし、現実はキビシイ世界。
日本における長嶋・野茂・イチローのようなスター選手が現れない限り、
女性の野球選手は日の目を見ないでしょうね。
高校野球について。
高野連は女性選手を認めていません。
少し緩くなったとはいえ、甲子園での記録員が女性でも認められた程度。
試合を成立させるためには選手9人が必要になります。
まあ、足りない人数は他の運動部の助っ人を呼ぶとして問題はクリアできるでしょう。
女子高校野球が発展するためには全国大会が必須。
高校野球における甲子園のような存在が無いと目標がありません。
作中でも全国大会がありますね。
しかし、地方予選が無く、参加チーム全てが全国大会へに出場できる状態。
試合に出るだけだったら簡単です。
ユニフォームやグルーブなどの高価な野球道具。
野球を本格的に活動するとなると避けては通れません。
初心者には金銭面・体力面などのハードルが高すぎです。
複雑なルールも足枷かなぁ。
本作品や『球詠』などで触れている女子高校野球。
まだまだ発展する余地はあります。
キッカケは何でもいいんです。
観客が増えたら選手も頑張ります。
女子野球に関わる人が増えたら大成功。
いつか、女子高校野球が当たり前の世界となる事を祈ります。
野球に青春をかける人生があってもいいのでは。