稲葉姫子 さんの感想・評価
2.7
物語 : 2.0
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:----
すごいアニメ・俺たちすごいだろう?
悪評高い本作品ですが、昨夜の放送(9話)までなんとか見ました。
本作品をTV放映で見ていると、普通のアニメ放送とは全く違った印象をうけます。CMです。普通のアニメ放送は、アニメ関係の番宣、原作、円盤、アニメグッズ、アニメ映画関係で占められますが、これはGIBIATE PROJECT関係で、普通のCM枠みたいです。おまけに、SUGIZOさんという人がカッコよく登場されます。(私はSUGIZOさんを一切知りません。気持ち悪いですx_x)
本作品は、
既存のアニメ作品を超えた新しいアニメを作ろう
いろいろ実験的にやってみよう
素晴らしい個々の個性をぶつけよう
というジビエートプロジェクトの想い(たぶん)が、見事に空回りしています。
空回り①:迷走する脚本家
青木良という人が未熟なんでしょうか?ガリアンズという集団にウエイトを置きすぎです。主要グループの影が薄くなってしまいます。
個々に「こんなことしないでしょう?」は山盛りですが、9話で鬼倉雪之丞とジビエになってしまったキャスリーンのお母さんの戦闘・死亡等のシーンが一切なく、亡骸と向きあうことにいらぬ時間をとっています。それも鬼倉雪之丞だけ、お母さんはワンカットだけです。これには呆れました。2人ともお墓は作ったのでしょうか?
空回り②:CGがひどい
CG(戦闘シーン)の手抜きが半端ありません。
空回り③:陳腐化した音楽アーチスト
いまの世代は、知らない人たちです。私も知りません。
空回り④:天野喜孝さんの絵が見えない
キャラクター原案?全く天野喜孝さんを感じません。吸血鬼ハンターDを100とすれば、本作は5もありません。
俺たちすごいだろう?臭がすごいです。
制作側が自分たちに酔っている悲しい作品です。(涙)