ウェスタンガール さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
こじらせ続ける英霊たち、或いはパラサイトとしての魔法使い
最後の晩餐、イエスはパンを裂き「私の体である」と言って弟子たちに与え、盃を取って「私の血である」と、弟子たちにその杯からワインを飲ませた。
キリスト教における最重要儀式、“聖体拝領”の由来であり、復活を保障する聖遺物、“聖杯伝説”の誕生である。
ここからイメージするものはただ一つ、現代の錬金術師マスター山中の手に成るiPS細胞であり、必然として、ホムンクルスが現実味を帯びてくることとなる。
先に観た、Fate/stay night(ディーン版)のラスト、カムランの戦いのワンシーン、アーサーと剣を交えたモルドレッド、その瓜二つの顔を思い出す。
そして何より、今作“Zero”におけるキャスターの勘違いで確信するのだ。
ある時は聖女ジャンヌ・ダルクとして、時空を越えて宿命に抗う英雄、アーサー王の悲劇。
とは言え、今回出て来るのは4人のオッサンである。
どうにも気持ちが入らない。(お前はヘンタイか!)
ライダーとアーチャーの説教も暑苦しい。
唯一の楽しみはバーサーカーである。
騎士であることは確かであり、若しや?