かんぱり さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
私のアニメの原点、そして大切な作品
ある冬の日の夜。
この作品を偶然見ることがなかったら、たぶん私はあにこれに来ることはなかったし、他の素晴らしい作品たちに出会うことも、会員さんたちとの出会いもなかったと思います。
作品の出来の良さももちろんですが、この「宇宙よりも遠い場所」は私のアニメの原点で、とても大切な作品です。
好奇心いっぱいで、青春したくてたまらない玉木 マリ(たまき マリ)。通称「キマリ」。
黒髪美少女だけどすごいあがり症で、ある理由から南極に行きたくて頑張る小淵沢報瀬(こぶちざわしらせ)。
高校を中退してコンビニでアルバイトしながら大学進学しようとしてる三宅日向(みやけひなた)。
小さい頃から芸能活動しているせいで本当の友達ができないと悩む白石結月(しらいしゆづき)。
この女の子4人が、日本から14,000キロの「宇宙よりも遠い」南極に行くことを夢見て、本当に南極に行っちゃうお話です。
いいオトナになってしまい、色々なしがらみに縛られて生活している私には、南極はもちろん国内旅行すらなかなか行けません。
でも私が心動かされたのは旅に出たことじゃなくて、彼女たちが抱えてる何かに向かっていく姿でした。
みんなそれぞれ何かを抱えながら生きてるわけで。
この作品を見ていると、その何かに私も「ざまあみろ」って言ってやるって気持ちになれるんです。
明日もがんばろうって。
印象に残った話は、たくさんありすぎて。
めぐっちゃんの話や、日本の南極観測隊の話とかもじわっときたし、仲間たちそれぞれのエピソードも、じわじわっとくるものばかりで、毎回うるうるとしながら見てました。
やっぱり一番は、{netabare} シラセのお母さんのノートPCが見つかったシーン。
とめどなく続く大量のメールに、これまでシラセがどんな気持ちでお母さんのことを想ってきたのかがすごく伝わってきて我慢できず泣いちゃいました。。。{/netabare}この作品の名シーンですね。
OP、EDどちらも良い曲ですね。あと挿入歌が情景にあっててとてもよかった。
偶然見たあの日から、アニメってすごいな、もっと色々な作品を見たいと思うようになりました。
そしてたまにこの作品を見返して、彼女たちの「ざまあみろ」にまた元気付けられるんだと思います。
きっとこれからも。