ぴくぴく さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
切なく寂しい短な恋の話
今回、夏らしいアニメを見たいと思い選んでいた所、個人的に好きな横手美智子さん(現在上映中の「SHIROBAKO」でもシリーズ構成をしています)という脚本家の人がシリーズ構成をしていると知り見ようと思いました。
プールや空模様など多少は夏っぽさはあったが、実際そこまで夏らしさや(気温的な)熱さを強くは感じませんでしたね。(面白さに変わりはありませんが)
{netabare}
夏休み最後の日の夜、(UFO探しをしていた)主人公と(基地から逃げてきた)イリヤが学校のプールで出会い、学校へ転校してきたイリヤとデートをしたり、旭日祭という文化祭を行ったり、イリヤの話ばかりをしている主人公を見ていくうちに、主人公の事が好きで妬いていたあきほがイリヤとファミレス、ラーメン屋で大食い対決をしていた。が実は戦争で使われるブラックマンタという戦闘機の選ばれ生き残った最後のパイロットでありまた戦争に行かなければならないという辛い運命もありました
最後には戦争に行くことになり、皆と別れを迎えることになる話でした。
{/netabare}
6話という少ない話数で密度の高い内容で飽きることなく良かったです。
でも妹と部長、イリヤの過去や戦争時の話などももう少し深く見たいという感じはありましたが。
主人公の妹と部長が殴り合うシーンや記憶が混乱するイリヤ、鼻血や血を吐いたり、戦争を思い出すようイリヤのシーンは可哀そうでもあり悲しさも感じましたがしっかりと表現されていたのは良かったように思えます。
切なく寂しい感じと、6話最後の榎本も匂わしていたような主人公がイリヤを逆に説得し戦争へ行かなくても良いような方法、生き残れる方法もあったのかなともやもやした感じもありました。
また久しぶりに見た「セカイ系」と言われているこの世界観も良かったです。