pikotan さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
結末が悲しくて泣けるアニメ
原作ファンからは終盤の展開を酷評されている本作ですが、原作未読の私は原作との違いが分からないので、単純にアニメだけの評価としては総合的にクオリティの高い作品だと思いました。
ストーリーに関しては、前半はコメディタッチな展開もあり結構楽しく視聴していたのですが、後半に入ると段々と重い話になってきて、それでも最後はロゼットやサテラの願いが叶うのかなと思っていたところ、残念ながらバッドエンドでした。
ロゼットの弟ヨシュアは解放されたものの記憶を失って子供に戻っているし、サテラと姉のフロレット、ロゼットとクロノがそれぞれ死んだときは、「何て報われない物語なんだ」と気持ちが沈みました。
視聴しているうちにロゼットやサテラ達に感情移入してきますから、できればもう少し希望が見い出せる結末の方が私は好みです。
この頃のGONZOって、こういう感じの作品が多い気がしますね。
でも泣けるアニメが好きな人ならお勧めです。
余談になりますがロゼットのCVを務めた川上とも子さんは、私の中で「ヒカルの碁」の主人公「進藤ヒカル」のイメージが強いんです。
そのため、ロゼットがクロノと話すときの口調が、ヒカルが佐為や塔谷アキラと話しているときと似ていると感じることがあり、本作と関係ないところで楽しめました。