ウェスタンガール さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
勇者を生み出すもの
キャラクターの言葉づかいや立ち振る舞いに加えて、背景からにじみ出る違和感、あるいは日常を満たす空気感への気持ち悪さと言うべきか。
そんなことを感じながら観終え、そしてある意味で納得もし、面白かったよなコレ、と自問自答するのである。
かの有名なアノ作品と比べる向きもあろうが、どちらかと言えば“絶唱”する少女たちや“存在確認”をしてくる“神様”と戦うロボット物に近いかもしれない。
しかし、この作品を観て、一番にイメージしたのは他でもない、あのハリウッド映画であった。
超ネタバレのため(そんな訳ないよな…)、何はともあれ、まだ観ぬ君は開けぬように。
{netabare}この世界は概念が支配する世界である。
そう、マトリックスなのだ。
これこそが、先に述べた違和感の根源。
“勇者システム”とは、勇者を生み出す“子宮”、すなわちマトリクスであるということ。
概念武装による“神殺し”と、新たな“神”が上書きする世界。
まさにリローデッドである。{/netabare}
(これは、最終回への個人的な解釈であり妄想である)