on さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
所々のカットや物語全体の緩急が薄味という印象
当時1話のみ見ていてインパクトは1番あった作品だろう。あれから約2年経って見る機会に巡り会った。見た直後の感想なのであまりまとまっていないかもしれない。
ゴブリンだけを退治するゴブリンスレイヤーとその仲間たちがゴブリンを中心とした敵と戦う作品だ。ゴブリンは1匹では弱いが集団で行動する事で村を襲い女を性の玩具として使い倒し殺す。姉がその犠牲になり少年はゴブリンスレイヤーとなり、以来ゴブリンをこの世から駆除するまで剣を振るい続ける事となる。
あらすじはこんなところだろうか。この専門性は最初こそ魅力的に映るが徐々にそのインパクトがなくなっていった様に感じてしまう。要所要所で飽きさせないようにゴブリンの生態や進化を描写しているのは分かるが盛り上がりの波が無さすぎる。主人公が死にかけるシーンでEDに行くまでに引っ張る演出があるが次の話の序盤ですぐに復活してしまったり、疑問の残る演出もあった。
また、これは数カットレベルのうえその1話だけしか無かったが、これは一体どのようなシーンなのか理解しづらいカットがあった。あまりアニメを見ていてこういった経験はなかったので個人的に印象に残ってしまった。
ゴブリンスレイヤーがメインの為か、他のキャラクターの過去や特徴も薄味になってしまっている様に見える。知っている声優でもキャラクターが魅力的ならば声優のことなどアニメを見ている時あまり考えないのだが女神神官は小倉唯の声だなーとか牛飼娘は井口裕香の声だなーと終盤になっても頭をよぎってしまった。これは私の問題なのだが気になってしまうポイントだった。
ただ、1つ面白いと思ったのは街中でゴブリンスレイヤーが歩く時にCGを多く使っている点だ。意図して作ったか分からないが、こうすることでゴブリンスレイヤーがこの作品の中では特殊で変な人。浮いてる人に見えた。これもあくまで私にはそう見えた、というだけだが個人的にあれは好きだ。
総評
ゴブリンスレイヤーはそのタイトルの通りゴブリンを細かく描き第1話のインパクトは強烈だった。しかし、それ以降は徐々に魅力が薄くなっていってしまった。