えいおー さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
感動!人生が変わる作品と言っても過言ではない!
この作品は今までに見た作品の中で最もオススメしたい作品です。
見たらきっと人生や世界が変わります、むしろ変えようって気持ちにさせてくれる作品です!
君嘘は感動・泣けるアニメでよくヒットしますが、意図的なお涙頂戴物ではなく、何か綺麗な景色を見た時の様な種類の感動と言いますか、、、頭ではなく心の奥にスッと入り込んでくる様な自然で優しい種類の感動作品だと思います。
他の作品とは違い、光と影の演出、音楽、登場人物の会話の間や余韻をすごく意識して作られています。
まるでアニメではなく舞台を見ている様でした。
お話のあらすじ
{netabare}
母親を亡くした元天才ピアニストの少年。
母親が亡くなった時に起きた出来事がきっかけでピアノを辞めてしまいます。
母親を亡くし、ピアノを辞め、世界がモノクロームになってしまった少年。
しかし、少年は2年後に少女と出会います。
少女は天真爛漫、唯我独尊、明るくいつも輝いている、少年の親友を好きな女の子。
少女は少年に言います。
私バイオリニストなの!
少女は少年を舞台に引きずり上げます。
そして少年の世界はカラフルに彩られていきます。
ここからもっとネタバレです。
この作品は「少年と少女=影と光」をとても意識して作られています。
例えば3話の屋上で少女が少年に自分のコンクールの伴奏をして欲しいと願うシーン。
少年が無理だ出来ないとネガティブになっているシーンでは少年は建物の影にいます。
少年にやってみようよ話しかける少女は日向にいます。
少女の涙と願いに心を動かされた少年は、立ち上がり足を踏み出し、影を出て頷きます。
例えば5話のコンクールを終えた数日後に、少年が夕方の橋の上で少女に再開するシーン。
少女は少年にあれからピアノは弾いてるか聞きますが、弾いてないと応えます。
どうして?と問い掛けると、自分は演奏家にとって大切な楽譜を投げ捨てた人間だ、弾く資格は無いと返します。
少女は、みんなそうだよ?やってられるかーって!と笑いながら言います。
少年は自分が悩んでいる事はちっぽけな事だった事を知ります。
この時少年の前の少女の瞳に雲間から射す夕日の光が映り、キラリと光ります。
{/netabare}
上記の様にキャラクターの感情が影や光とリンクされて表現されているシーンがたくさんあります!それに合わせて流れる音楽やBGMが本当に良いです!文章では表現が難しいのでぜひ見て感じて欲しいです!
そして、登場人物の会話でもこんなに間をたっぷり使っている作品もとても珍しいと感じました。通常は尺の都合で間を詰めたりすると思うのですがこの作品は会話の前後や間にしっかり必要な時間を使い、セリフの余韻や空気感を効果的に表現しています。
もちろんテンポの良い掛け合いも多く見ている人を飽きさせないです。
制作された方の良い物を作ろうという意思が伝わってきます!
ストーリーも作画も音楽も声優さんの演技も本当に素晴らしいです!
花江夏樹さんと種田梨沙さんが本当に素晴らしい演技でした!もちろん他の声優さんも上手な方ばかりでした!
長くなりましたが本当にこの作品は多くの人にオススメできる作品です!
きっと見たら世界や人生が変わる作品です!