えいおー さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
繊細!本当に繊細としか言えない!
ユーフォニアムは全部試聴済みです。自分の個人的な意見になります。
作画は京アニなので文句無しに良いです!キャラデザはもしかしたら好みが分かれるかもですが、、、違ってたらごめんなさいですがユーフォニアムとキャラデザが違うように感じました。
最初キャラデザに違和感を感じたのですが、キャラクターがヌルヌル動く!さすが京アニ!作品のコンセプトに合わせてあえて変えたのかなと感じました。
そしてタイトル通りなのですが、本当に繊細な作品です。
1、ストーリーが繊細
2、キャラクターの心情が繊細
3、上記の2つの繊細が登場人物の表情に見事表現されています→作画が繊細!
高校生の微妙な人間関係や成長する事での心の変化がキャラクターの表情に見事描かれているように感じました!
はっきり言うと他の音楽をテーマにした作品と比べ、物語の中の起伏は少ない作品です。しかし、その少ない起伏の中で起きている細かい出来事が本当に丁寧に描かれているのです!
いや、、、何を言っているのでしょうか、、、語彙力無くてすみません
こればっかりは見て下さいとしか言えなくてw
ここからはネタバレるので注意です。キャラクターの解釈は自分が勝手に感じた内容なので違ってたらごめんなさい。
{netabare}
ストーリーとしては、TVシリーズ後の、ミゾレとノゾミの物語。
二人は親友で、ミゾレはノゾミにいつもくっついているような大人しい女の子。
逆にノゾミは社交的でアクティブな女の子。無意識だと思うのですがミゾレには自分が必要と感じている。
そんな二人がリズと青い鳥という曲の大事なパートを演奏することになります。
二人は演奏しますが先生の納得いくものにはなりません。
後ほどわかるのですがミゾレは無意識にノゾミのレベルに合わせて演奏していたのです。
ミゾレにとってはノゾミと一緒が良いという気持ち、でも本当はすごい実力を持っている。
ノゾミにとってミゾレはいつも自分にくっついてくる、自分が助けてあげないといけないと思っていた親友。
でも本当は違っていた、いつの間にか自分より先に行ってしまっていた親友。
このような感じの複雑な人間関係が本当に見事に表現されていました。こんな複雑で繊細な感情や、キャラクターの微妙な表情の変化をアニメーションで表現できるのは京アニだからだと感じます。
{/netabare}
ぜひ一度見てみる価値のある作品だと感じました。
ちなみに響け!ユーフォニアムのスピンオフ作品なので見てないとわからないので注意ですw