ニワカオヤジ さんの感想・評価
2.9
物語 : 3.0
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
もしかしてオラオラですかーッ!?
●作画
安定はしてますが、人物・背景ともにパステルカラーを多用していて、人物の輪郭も赤色なので、黒色がほぼありません。なのでコントラストがついておらず、人物が背景に埋もれているために目が疲れました。
●キャラクター
レビュータイトルに書いたオラオラとは意味が違いますが、空白初め登場人物が自信満々でオラついてます。オラついたキャラ同士が戦って逆転を繰り返すのはジョジョと似てますね。
●ゲーム
物語の根幹を成しているのがゲームですが、ゲーム自体は現実世界にないものが多いので、戦略性を論じられても実感が沸きません。
ラストのゲームが一番顕著ですが、基本、
・空白がゲームの始まる前からイカサマや根回しを駆使した戦略を立てる
・勝利した後に、実は戦う前からここまで考えてました〜と空白がドヤ顔で公表
・周囲の人たちが「すげー!やっぱ空白は天才!」と持ち上げる
・視聴者も「すげー!やっぱ空白は天才!」と思う
というワンパターンで、早々に飽きました。
作者のオリジナルで、空白の裏戦略ありきでゲームのルール作ってるんだから、そりゃ上手くいくに決まってます。
例えばミステリ小説で、読者に隠されている事実があって、その事実を根拠に探偵が推理を披露して、読者がシラけるようなものです。
余談ですが、
ゲーム自体がメインテーマではない作品で、作中オリジナルゲームでの戦いといえば、幽遊白書の仙水遍が初めてじゃないかと思います。
以降、いくつか見られるようになりました。完成形はHUNTER×HUNTERのグリードアイランド編でしょうか。
そんな中で最も面白いゲーム戦と言えば、ジョジョ3部のダービー兄弟戦じゃないかと思います。
前述の通りジョジョは本作と似ているし、設定が後からどんどん増えていって良く分からないまま勝利するパターンばかりですが、そんな中でダービー戦は純粋にゲームとイカサマで戦うというのが印象的でした。
ってことで、
ドヤ顔の空白を完膚なきまでに敗北させて、スタープラチナでボコボコにしたい気持ちをレビュータイトルにしました。