ウェスタンガール さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
昼の光に、夜の闇の深さが分かるものか(ニーチェ)
ロ短調、悲劇を暗示する序章。
天国のお母さん…、
主人公“かなこ”のモノローグに、彼女を待ち受けるであろう苦難の影を感じる。
“悲愴”の二文字が心に浮かび、いやがうえにも、気分を大きく支配されることとなる。
聖母マリアに見守られ、明るく、優美、快活と光彩に包まれた、光り輝く学園生活…、忍び寄る魔の手。
ゴッドと呼ばれる寮母と使い魔の“与那国さん”、見た目に騙されてはいけない。
闇の力の前に、早々に“かなこ”のサーバントである“石馬隆顕”は排除されてしまう。
ここに新たな協力者が。
“マリアとマツリカ”、二人のダークエンジェルである。
・・・・(中略)・・・・。
しかしこれは、“かなこ”の心の中に住み着く“闇”との対決でもあった。
最終決戦に臨み、エクソシストである“鼎(かなえ)藤一郎”神父の登場だ。
私財と羞恥心、全てをなげうった孤独で壮絶な戦い、彼の崇高な生き様を見よ。
我々は、チャイコフスキー症候群と呼ばれる“神と悪魔の戦い”、その顛末を目撃することとなる。