on さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
キャラクターからアイドルになる瞬間がそこにあった
私は特別アイドルマスターに思い入れがある訳では無い。何なら青春時代はラブライブをずっと追いかけていたぐらいだ。しかし、それでもアイドルアニメはアイドルマスターが頂点なのかもしれないと思ってしまう。
それぐらいこの映画のライブシーンは凄まじい「説得力」がある。TVアニメを見る時、私はキャラクターの成長や周囲の人間関係などをよく見るタイプの人間だ。アイドルマスターも決して例外ではない。
TVアニメから見てきたので765PRO ALLSTARSのメンバー1人1人が大好きになっていき、大きな試練を仲間と共に乗り越えるシーンなどでは感動した。だが、それはアイドルとしてというよりあくまで人間としてだった。
だが、この映画のラストで流れるライブシーン「M@STERPIECE」これを見た瞬間、これがアイドルなのだと、思ってしまった事は数年前に見た映画ではあるがそれでも記憶に残っている。
アイドルとは憧れの存在であり、見ている時にいつもドキドキしていて、何より彼女たちは眩しいのだ。輝いているのだ。TVアニメからずっと人間として見てきた彼女たちに、それなりの思い入れもあったはずだ。
にも関わらず、あの5分30秒にわたるライブシーンで私は765PRO ALLSTARSというアイドルグループに心からひれ伏し、純粋に涙を流してしまったのだ。こんな経験は今でもこの映画でしか味わっていない。
改めて言うが、アイドルアニメの作品は数多く存在するが私の中の頂点はこの「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!」で間違いないだろう。