tag さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:今観てる
7話視聴時の感想です
ここまで来て一気に、疑問が出てきた
「タンカーは本当に生きているのか?」
デカダンスは実は完全なバーチャルワールド。ユーラシアに実在するということ自体がフェイク。人類はとっくに絶滅していて、タンカーたちは自分が生きていると思っているAIに過ぎない、という可能性は無いのだろうか?
確かに劇中では「素体はリアルだから死んだら最初からやり直し」というセリフはあるが、それは決して素体が自在物だということを意味しない。タンカーが単にデータに過ぎないならナツメは文字通り「バク」であり、世界にバグは必要ないという記述もまさに文字通りである。
そして、なにより恐ろしいのは、カブラギがその事実を認識しながらもナツメに入れ込んでいるという可能性だ。我々はタンカーが限りある命の持ち主であり、その中で必死に生きているのがナツメだから、と感情移入させられている。そのすべてがどんでん返しのための伏線だったら?カブラギはデータにすぎないナツメたちに入れ込んでいるただの「アブナイ奴」だとしたら?
カブラギがナツメに世界の真実を告げようとするたびに、口ごもるセリフを我々は「この世界はゲームの中だ」だと思い込まされている。でもほんとうは
「ナツメ、お前は実在なんてしていないし、デカダンス自体、タダのデータなんだ!」
としたら?最高のどんでん返しじゃないだろうか?