EdCcC70066 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
なろう作品の中では面白い
私がなろう作品に抱く不満点、感情移入できない原因、この作品も例外なく複数当てはまります。
・登場人物が設定年齢よりかなり幼稚
・読者、視聴者の自尊心を満たす為の異常な設定(主人公以外は極端にアホ等)
・ストーリー展開に粗が目立つ
・メタ発言やメタ表現が過剰(ステータス表示等)
・初期設定出落ちで後半失速
ループものとして見ると粗が目立ちイマイチ。主人公も17才の割に未熟というか幼稚で対人面でも行動でも痛々しい失敗を繰り返します。説教臭く薄い根拠による自信で間違った行動を繰り返す。まるで上条当麻の超劣化版。
全く好きになれない主人公。でもスバルの事はギリギリ許容できアニメは面白いと思ってしまった。他のなろうではなかった感覚です。
なぜだろうと不思議に思ったのですが、
{netabare}なろう特有の痛くて幼稚な主人公をあえて失敗させまくり死に戻りを免罪符にカタルシスを演出しているのかなと思い至りました。恐らく死に戻りが死の痛みを伴うものでなかったらスバルの言動を私は許容できず視聴を辞めていました。死の恐怖をもう少しうまく表現できていたらなとも思いますが。{/netabare}初期設定でなろうのマイナス面をうまく昇華させたのかな
粗はかなり目立つもののなんだかんで面白かったです
この辺は多分意見の割れる所ですが、あえて失敗する主人公を目指したのだとしてもあそこまで痛いキャラにする必要はないし主人公をブラッシュアップしていればもっと面白く作れたのでは?と思います。
見直したらマイナス面ばかり目立ってしまったので追記
私がなろうに否定的なのは個人的に没入感を阻害する要素が多いからです。人物描写が稚拙、メタ視点が目立つ、過程を簡略化し過ぎて結果が簡単に手に入る等
その点リゼロは量産型なろうとは違います。現実のテクノロジーは殆ど役に立たず(交渉材料としては出てくる)メタ発言は多いがステータス表記等のゲーム表現は出ません。過程は大事にされていますし、異世界転生だけど俺TUEEEではありません。初期設定出落ちの後半失速もなくヒロインも鬼かわいい。魔女や死に戻りの謎もアニメ自体のクオリティーも高いです。人物描写の不満も主人公のスバルのキャラが賛否両論であろう事とメインヒロインが後半空気な事ぐらいでしょう。
スバルに耐えきれたら面白いと思います。