くろゆき* さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 2.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
うん、面白いよー。解説もネタバレもなしに一人で静かにプレイしてたら泣いたかもしれないねー。
「そんなに冴えなかったか?」な気もしないでもなかったですが、まあオタク少年とヒロイン達の青春を主軸にしたようなハーレムコメディ(?)でしたね。
原作者のデビュー作だったらしく、原作は知らないですが、まあ主人公達って良くも悪くもステレオタイプ的だったなあというのが第一印象でしたね。
オタクにツンデレ、毒舌家、メイド少女ETC・・・・・・ヒロイン達はその中でもイギリス人が父親という設定だった澤村と霞ヶ丘が特にメインだった感じでしたが、まあ前者は終盤主人公の倫也に嫉妬していた姿は微笑ましいものもあったし、後者は原作者の理想像を投影した存在だったとも言えたかもしれませんね。
売れっ子ラノベ作家という設定だけあった(?)物の本質を見抜く鋭さも見せ、凄い好きになったわけでもなかったけど、変にキャラを作り過ぎて鼻についた・・・・・という事も無く、まあその辺は一定以上のバランスはとられていたとも思います。
寧ろ(?)と言うか?出海の兄貴でもあり、主人公とはかっては友人だった伊織でしたね。
初登場時、彼らに半ば無視されていたのも「おいおい」でしたが、爽やかなイケメンに見えて彼も何気にマキャベリストでしたね。
主人公のライバルとして、重要なキーマンかと思いきや。
思ったほどは話に絡まなかったのはちょっと拍子抜けだったかもしれません。
終盤は主人公やヒロイン達各々の才能も良く活かされてはいて、あのライブも実際見たら楽しい気分になれたのでしょうが・・・・・・・・音楽面では「君色シグナル」はちょっと落ち込んでいる時に聞いても元気になれそうな良い歌だったと思いますが、主演の松岡禎丞氏、ミスキャストではなかったけど、ハイテンションだった時の演技は他の役とあまり大きくは変わらなかった様な?確かに某所でも指摘されていた様に下野紘氏の方がもっと合っていたかなぁという感じです。