勅使河原 さんの感想・評価
4.6
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
うーん…難しい…
ちょっとよく分かんないことが多くて難しかったです。
①Ⅱではあんなに再生してたバーサーカーが士郎の攻撃ですぐ死ぬのはなぜ
影に取り込まれてしまったバーサーカーvs士郎の戦闘シーンは圧巻でした。
この作画力は確かに脱税でもしないと成し得ないでしょうね笑
しかし気になったのは、士郎の攻撃ですぐにバーサーカーが死ぬ点です。
Ⅱではセイバーオルタとやり合ってズタズタにされながらも何度も再生してたんですが、今回はあっけなく死にました。
影に取り込まれたら再生能力も奪われるのでしょうか。
②士郎の一刺しで桜に取り付いてた聖杯の中身だけが攻撃を受けて消滅したのはなぜ
士郎の一刺しは見事桜の豊満な胸の谷間に命中してました。よくやった。
しかし桜の身体に短剣が刺さるわけですから、当然本体である桜の体も傷つくのかと思いきや聖杯の中身だけが成敗されていました。
その一刺しまでは、物語シリーズの妖刀心渡みたいな武器で攻撃するのかなと思ってたんですが…。
③序盤から桜は危険な状態だったのに、stay/night UBW では一切その片鱗が見られないのはなぜ
原作fateが3つのルートを持つノベルゲーであることを理解した上での疑問です。
3つのルートは同じ初期設定から3つの可能性に分岐したもの、という解釈だったので、どうも納得がいきませんでした。
平行世界として考えるべきなんでしょうが、どうも納得いきません。
④イリヤはどこから入って来たの
まさかのリアルファイトで切嗣を倒しいよいよ聖杯の門を閉じるという時に、初代アインツベルンの格好をしたイリヤがどこからかやってきます。
一体何処から来たんでしょうか。
なんで腹話術で喋ってるんでしょうか。
⑤士郎は結局生きてたのか死んでたのか
エピローグ的な凛のモノローグの中で士郎は死んだっぽいことが離されてますが、直後に士郎が平然と生きています。
どういうことなの。
⑥結局、士郎にとっての正義って何
Ⅲでやっとこの問題に答えが出ると思っていたのですが、出たように思えませんでした。
zeroでは問答の末に切嗣が「誰かを助けるということは誰かを助けないということ」という結論に達しました(確かそうだったはず…違ってたらすみません)。
しかしⅢでは士郎は正義の味方になるというテーマが一切揺さぶられることなく一貫していたので、ずっと抽象的なままで腑に落ちませんでした。
というようなことがずっと引っ掛かっててもやもやしたまま見終わりました。
ですが私は一回しか見てないので、もしかしたら作中にちゃんと説明されていたかもしれません。もしそうだったら申し訳ないです。
自分でも細かいところを気にし過ぎだとは思っています。
あととても違和感があったのが、士郎がアーチャーの腕を使おうとするシーンのBGMです。
アーチャーが「俺についてこれるかな」みたいなことを言ってる時のBGMがノリノリ過ぎて笑ってしまいました。
短距離走のアニメ見てるみたいでした。
BGMが悪いというよりは使いどころが悪いような気がしました。
それ以外の劇伴はとても良かった。
まぁ私は生粋の梶浦信者なのでどんな曲作っても神曲と言うんですけどね。
fateは面白いんですが、好みではないのでこの点数です。
ゴリゴリの主観で評価してるので異論は一切受け付けません。
参考にもしないでください。
<追記>
レビュー後にHFの解説を見たら、やはり説明不足な点が多かったです。
特に原作をプレイしていないと分かりづらい要素があり、それは一つのアニメ作品として完結してないのでやはりストーリーの評価は☆3.5とさせてください。