カミタマン さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
言葉遊びのサブタイトルが秀逸
1話序盤からいきなり切ないです,
姫のモノローグはお父さんの不在をにおわせ,ピアノの劇伴が切なさを増幅します。この段階で,意味も無くウルウルしそうになりました^^;
その後も18歳のシーンが挿入されるたびに,姫の運命が心配でしょうが無い。おそらく,ハッピーエンドなんだろうと思いつつ,胸が締め付けられるようです。
OPは映像がハートカクテル風(特に雲や波が)で,「恋物語」OPの「木枯らしセンティメント」っぽい感じです。あそこまで徹底していないのがちょっと残念かな。と思ったらEDがなんと大滝詠一本人の「君は天然色」映像もOPよりもハートカクテル度を上げてきています。(正確には大滝詠一のロングバケーションのジャケットはわたせせいぞうではなく永井博だそうです・・・)これはなかなかすごい!!個人的には大滝詠一にはそれほど思い入れがあるわけでは無く,太田螢一とセットで名前が似ている人程度の認識ですが^^;
本編の内容はというと姫が可愛いと言うことに尽きると思います。姫の可愛さに癒やされます。ここら辺はちょっと,うさぎドロップと重なる部分があります。
一方,ギャグ部分は面白く感じる部分はありましたが。自分としてはほとんど笑えないレベルに感じました。というか,18歳パートが出るたびに姫の先行きが不安でしょうが無い・・・
ただし言葉遊び的な面では優れていると感じました。
とりわけ,サブタイトルは笑えるものも多く秀逸です。
特に,お気に入りのサブタイトル
母子を継ぐ者
師走は君の嘘
この二つはサブタイトルだけで笑えましたw
それから
1話前半の「かくしごと」と最終話「ひめごと」
「可久士」で始まり「姫」で終わる。面白いを通り越して神レベルです。
かくしごと=Kakusi Goto(後藤 可久士),可久士(の)事,隠し事,書く仕事,{netabare}(隠し子の意味も・・・でも隠し子に可久士ってどうなの?・・・){/netabare}
ひめごと=Hime Goto(後藤 姫),姫(の)事,秘め事
11話の誕生日のエピソードはすてきでした,
12話は{netabare}ちゃんと期待したようなハッピーエンドで感動しました。
しかし,一つだけ気になったことが・・・
お母さんが海難事故で行方不明という設定でしたが,そうであれば年齢に応じた必要なものを箱に入れて準備しておくのは不可能なのでは無いでしょうか?病気の方が自然だったのでは?途中で気が変わったけど整合性は気にしなかったのかな?それとも,原作を読めば納得できるのかな?{/netabare}