on さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
面白かった!…という感じではない
私はスタジオディーン版のセイバールートのアニメ化を見ているぐらいでそこまでFateに詳しいわけでもなければ思い入れがある訳でもない。勿論1章・2章は見ているが。
3章がようやく公開された。確か3月予定だったがコロナの関係で8月まで伸びてしまった。ファンからすれば待望の最終章だったのだろう。私がファンと違うところがあるとすれば3章見る直前に1章・2章を急いでみた点だろう。
作品のファンは新作までにする事は見返したり、自分の中で作品と向き合いストーリーやキャラクターを愛していく物だ。今回私にそれはなかった。感動までいかなかったのはそういうところなのだろう。内容も考えさせられるテーマだっただけに
桜が幼少期から虫に体をイジられ精神的にも肉体的にも我々の想像など到底及ばない苦しみを味わっているのは間違いない。あれほどの苦しみがあれば力を得た時に、何をしても許されてしまうのではないか?倫理的にいえばダメなのだろうがそう考えが過ぎるのも人間なのだと私は思っている。
これを書いているこの時もこの作品から何を得たのか?言語化が出来ない自分がいる。キャラクターが自分の中で育っていればまた違ったのかもしれないが。
セイバールートで見た士郎は、まさに主人公という感じのキャラクターだったがHeaven's_Feelの士郎は少し印象が違った。オルタに対してお前は邪魔だと言い退ける士郎は彼の今までの正義の味方からは離れている気もしなくない。イリヤの問いに生きたいと答える士郎は士郎らしくなかったと思う。
だが、それがHeaven's_Feelなのだろう。現実はこうなのだということなのだろうか。やはり言語化は難しい。