天地人 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ちょっと私的アニメ感想簿3
15億円の制作費と、10年の月日をかけて製作された三国志のアニメ映画三部作、その第1部です。
ちなみにこの第1部では、黄巾の乱から呂布の最後までを扱っており、第2部で赤壁の戦いから蜀建国まで、第3部で孔明が陣没する五丈原の戦いまでを描いています。
まあ、あの長い三国志の話を3部作にまとめたのですから、色々と省略していますし、結構オリジナルな部分もありますが、大まかな部分は押さえていて入門編としてはいいかもしれませんね。
で、今回このアニメを取り上げたのは、渡哲也さんが亡くなられたというニュースを聞いたからです。
このアニメで渡さんは、三国志前半の真の主人公である曹操も声を担当(完結編である第3部では、体調不良のため弟の渡瀬恒彦さんが担当)しており、清濁併せ持った曹操の声を重厚に演じてましたね。
キャラの絵がちょっとアレでしたけど、古い友だった陳宮とのいきさつも見ごたえありましたし、ホント面白かったです。
で、何故か出番も無いのに時々出てくるラインハルト孔明もポイント高かった(笑)
その他の声優も、主人公あしたのジョー劉備、「こんなこともあろうかと用意した」真田さん関羽、ロリコンカリオストロ伯爵張飛など、そうそうたる顔ぶれです(うんうん)
あと、意外と戦闘シーンがグロい(汗)
おまけ
ラスト、荊州の地に立つ二人の男
徐庶
「これからの時代、誰がこの国を治めるのだろうか・・・」
孔明
「3つの勢力が3分して収めれば力が均衡して無益な戦いはなくなるはずだ」
徐庶
「その3つの勢力とは?」
孔明
「ひとつは銀河帝国、ひとつは同盟、残るひとつはフェザーン」
・・・って、あんたじゃね~か(声:塩屋翼)
しかも統一する気満々でしょ~~~~が(自爆)
おまけ2
黄巾賊を討伐する劉備達の前に現れた曹操
「私の名は曹操。字(あざな)は孟徳という」
関羽
「(去っていく曹操を見ながら)只者ではないですな。」
劉備
「ああ、角刈りにサングラス、そしてショットガンを使うあの腕前。確かに只者では(いや、それは大門)」