ニワカオヤジ さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
しまいはいてもそれいがいはいない
謎めいた世界で理不尽に強過ぎる敵を退けつつ旅をするという、「けもフレ」と同じ設定と進行ですが、「けもフレ」が牧歌的なのに対してケムリクサは絶望的。
けもフレでは「けものはいてものけものはいない」ので、かばんちゃんは常にフレンズに助けられていました。
しかしケムリクサでは、レビュータイトルの通り、りん、りつ、りなの3人以外にはのけものどころか人間がいません。他に生物といえば敵の赤虫だけ。姉妹以外の同種族を見たことがないんだから、わかばを赤虫と疑うのも仕方がありません。
最後まで何人生き残れるのか分からない状況にヒヤヒヤしながら見ていましたが、最後は伏線を回収しつつハッピーエンド。
けもフレの、続編があるかのような終わり方よりも(2期も続投するつもりだったんだろうけど)、しっかりと完結させたので、こっちの方が高評価です。
それにしても、最後の不意打ち的な「好きだ」の破壊力はすさまじい。りんが可愛すぎる。
「好き」の相手のわかばは、10話くらいまでは、
・場違いな明るさ
・興味本位で危険な行動をする
・戦いを女の子に任せっきり
・「めっさ」
などのマイナス要素満載で好きになれませんでした。
中盤で、りんが顔を赤らめだした頃には私の怒りは頂点に達し、さっさと赤虫に食べられたら良いのに、と思ってました。
その後、過去遍のワカバがまあマトモなのと、終盤の頑張りで、最低限男として認めてやれるレベルにはなりました(上から目線)。
そして最後の「好きだ」。
まあわかばも成長したし、りんを任せても良いかな。
・・・いややっぱりまだ信用できないし、そもそも羨まし過ぎるぞ!
最終的な感想
「しまいはいてもわかばはのけものにしたい」