「この世界の(さらにいくつもの)片隅に(アニメ映画)」

総合得点
79.4
感想・評価
101
棚に入れた
661
ランキング
505
★★★★★ 4.3 (101)
物語
4.4
作画
4.3
声優
4.2
音楽
4.1
キャラ
4.3

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Rodion さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

日本に生まれたのならば見るべきだ

この作品はテーマからわかるように面白いといった感想を持つ娯楽作品ではない。その為見ていない人も多いだろうと思う。
しかし、この作品は日本に生まれたのならば見るべきである。
それは決して学校の教師が言うような理由ではなく、アニメ作品を長年見てきた私個人が日本という島国に生まれ日本語が理解できるならば見なければ確実に後悔すると思うからである。
本作はとても素晴らしい作品で感想などいくらでもかける、ただ一言で本作を表現するのならば「すずさんはそこに居る」この言葉に尽きるだろう。
本作は主人公のすずの幼少期から嫁入りし、終戦までを描いた作品だ。
始めのころこそ空爆という本作最大の見せ場(この言い方が適切かわからないが)までのカウントダウンが気になり、どのように見せるのかと思ってしまうが
本作を見ているとすぐにそんなことは忘れてしまう。
展開は派手でもないし、急展開もない、朝ドラのような展開もなく、
ただただすずという時代に翻弄される少女が描かれつづける。
しかし本作はこの何気ない日常のすべてが完璧で嘘が見えなく、目が離せない
理由はいまだに自分でもわからない。
そしてこの世界が目の前で破壊せれる空爆のシーンで
あなたは言葉にできない感情を抱くことだろう。
この作品をここまで作り上げている要素で一つわかったものがあった
それはすずの声である。
この作品が完成したのはすずの声優のんの存在あってのものである。
彼女は声優ではないしかし本作見終わったあなたならば、彼女以外では成し遂げられなかったことがわかることだろう。

投稿 : 2020/08/12
閲覧 : 282
サンキュー:

8

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