(・ิω・ิ) さんの感想・評価
2.7
物語 : 3.0
作画 : 2.5
声優 : 1.5
音楽 : 2.5
キャラ : 4.0
状態:今観てる
キャストが耐えられなくなってきた
原作が好きなので振り返りがてら見ていますが…
キャストの芝居が不満でつらくなってきました。
元々1期から、主要人物に心の傷を作った大人(親など)とか、脇のお芝居が不満でした。なんかただ怒ってるだけ、読んでるだけ、ちょっと狂った感出してみました、みたいな軽い芝居というか。
(1期のこと詳しく書いてもあれですが、たとえばキョン母親の強迫的な感じとか、
キョンが「違うだろほんとはそう思ってたんじゃないだろ」って見透かしてしまうような欺瞞、つらさみたいなのが声になくてただ優しい声でつまらなかった)
それでもまぁ、主要人物はそこまで気にならず、
きさ役の人とかちょっといいなと思ったりして(名前も分かりませんが)
何よりやっぱり原作が好きなので見てたんですけど
2期、最近だとゲストのモモ役があまりに下手で、そこは飛ばして耐えました。
新人さんみたいだけど…だったらいっそ子役使って欲しい、そういうリアリティなら芝居おもしろいのに。
そして、その後見せ場が来たリンちゃん、ごめんなさい、豊崎愛生さん、こちらは知っている名前でしたが
…芝居…
言ってしまえばリンちゃんって、虐待を受けていた子じゃないですか。
全っ然、その傷付きが伝わってこないんです…
言葉1個1個が浅くて…トラウマがあるからその言葉をその気持ちで言うんだ、って所が何も表現されてない感じ…
ついでに言えばリンちゃんの両親も浅って思いました。
冷たく読んでみました〜みたいな芝居…。
違うでしょ…もっと絶望か憔悴か…
十二支(異端)を産んで、最初は無理してニコニコしてたのにある時から虐待始めてしまった親だよ…それ、どんな人生よ、どんな気持ちで長年虐待してたのよ、声で伝えてくれよ…
そしてそれを受けてリンちゃんの心がどれだけ壊れたか、そっちも伝えてくれよ…
フルバってキャラクターが繊細で、ドロドロした気持ちの表出もあって、
そういう痛み、トラウマを抱えながらも乗り越えていく話なので、
感情的にはギリギリなシーンがたくさんあると思うんですけど
そのギリギリ感が、十二支達を追い詰める大人の声(ゆきママとかも)やリンちゃんの声の芝居からは全然伝わってこないです…
リンちゃんってストーリー的にも、フルバ後半の重さを相当担ってるキャラですよね
恋愛も共依存的で重くて濃いし、家族関係のエピソードも本当に悲しくて心がズタズタにされた子だし、怪我とか体の具合も悪くて、ひたすら暗い
豊崎愛生さんって元々明るくてかわいい、声の高いキャラで売れた印象しか私にはなくて
こんな低めのキャラも出来るよ〜って幅を出してるのかもしれないですけど
リンちゃんにはぶっちゃけ全く向いてないと思います…
どうしてこういうキャスティングなのかな?
どうしてお芝居がこういう感じなのかな?
ってことで、まぁ音響監督さんと私は趣味が合わないんでしょうね。有名な人みたいですけど。
この先にラスボスのアキトさんとかレンさんとかもっとキッツいとこが出てくる訳ですが
このままじゃその辺りのギリギリ、ドロドロ感もないんじゃないかなと不安です…
坂本真綾さんはお上手そうな印象がありますがレンさんとか大丈夫なのかな…キャスト知らないけど…
これはタブーなの分かってるけど、リンちゃんは桑島法子さんのままが良かった(:_;)苦しいお芝居お上手そう…
ドラマCDでちょろっと出たばっかりに総入れ替えされちゃった感が…悲しい…
あとは、全体的にOP、EDが微妙かな!
フルバの世界観にあってない、こなれた・スカした歌い方が多い感じで(笑)
レコード会社全然合ってないと思う(^^)
作画は、顔とかは大体かわいいけど、動きの芝居がイマイチだなーと思うこと多いかも
演出もなんか古臭い・滑ってるなぁって思うことあるかな(笑)
1期クライマックス?のキョンの変身回とか、申し訳ないけど演出ダサくて吹いた
キャラデザはちょっとひょろ長い気がするけど、かわいいと思います