け~・える・い~ さんの感想・評価
2.4
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 1.5
状態:観終わった
シリーズ最大の物語(だからって最高の物語ってわけじゃない)
オールスターキャストによる茶番劇。
{netabare}
アリシゼーションの最終決戦。もうなんでもありというか無茶苦茶。
最終決戦らしく大掛かりな戦闘なんだけど、ただの無意味な殺し合いにしか見えない。それが延々と続く。しかも残酷描写が多く無駄にエロ描写もある。
アスナやミラー、ヴァサゴらのリアルワールド人の登場でそれまでのUnderworldの世界観は崩壊。アリスの言うようにまさに茶番劇化。
SAOシリーズの総決算とでもいいたいのか過去シリーズの登場人物が多数登場するけど、あまり意味なかったり、登場が唐突すぎたりあまりうまくいったようには思えない。
最後は予想どおりキリトが復活して無双で敵を倒し、アリスがリアルワールドに出現。ご都合主義てんこ盛り。
正直13話以降は視聴が苦痛でした。何度早送りにしてやろうと思ったことか。
それは、上記の通りの出来の悪さのせいだと思ってたんだけど、それだけじゃなく、SAOそのものに対する違和感というか気持ち悪さを無意識に感じてたせいなんだということに気が付いた。
キリト達の行動は、一見正義にかなって正しいことをしているように見える。しかしそれは仮想世界での話であること多い。仮想世界での正しさを優先するあまり、現実世界での行動動が不合理であったり一般人からすれば非常識であることが多々あると思う。
今回のアリシゼーション編であれば目的はUnderworldの人々を守ることでいいことに見える。しかしいくら人に近い意識を持っているとはいえ所詮は仮想世界の存在。しかも軍が開発しているもの。そんなハイリスクなものに一般人を大量にまきこむか。
キリト達の行動のベクトルは、人助け等一般的に正しいと思われる方向をむいてはいる。ただそれは一般人とは少しズレた平行線上に存在している。その微妙なズレが無意識の気持ち悪さの原因。
22話の記者さんたちの質問、私からしたら当然のことを聞いているだけだと思うのだけど、バカで非常識な質問をしているようされているところに端的に表れていると思う。
あと、他のレビュアーさんが書いてたことですが、出てくる女性がみんなキリトを好きになって無条件で奉仕する。それでお互い嫉妬もしない。これも気持ち悪さの原因と思う。 {/netabare}