Nine さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
主人公が理解できません……
ガルパンが好きなのでKADOKAWA連合軍つながりで視聴しました。
何期分も制作されており人気があるんだなと思ったことも理由の一つです。
正直なところ最初の2〜3話で精神的に厳しかったのですが、ガルパンでも同じように思いましたし、最後まで観ないと批評できないと思い「ストライクウィッチーズ」2期分(と501部隊〜本編&劇場版)は視聴しました。ここではストライクウィッチーズ2期分について書かせていただきます。
501の方はうまい具合にキャラクターをデフォルメされていてとても面白かったです。
他の方も挙げられている通り、お色気シーンが多く「しつこい」「鬱陶しい」とさえ感じました。胃もたれがしました。ライトノベルで無意味に擬音語が多用されるのに似た感覚です。これに慣れるのに1期10話かかりました。
また、個人の感想に過ぎないのですが、最初の数話での坂本少佐の高笑いに違和感を覚えました。(取ってつけたような感じがしました)これに関しては最初だけで中盤からは気にならなくなりました。
ですが、これ以上に以下の内容の方が理解できず「なんでだよ!!!」となりつつ視聴することになりました
{netabare}
戦争が嫌いだという主人公 宮藤芳佳。戦争によって父親と引き裂かれたと言われると仕方ないと思います。
そんな宮藤さんはひょんなことから501部隊に加わることになります。
3話では軍より支給された拳銃を「これは要りません」「使いませんから」とその場で返却します。そうだね、戦争を想起させるもの嫌だもんね。
2話ではノリノリでライフルぶっ放してましたけど。
3話の訓練時にライフルを撃ってみろと言われると複雑そうな顔をしてるのでやっぱり苦手なのでしょうか。
翌日には「うん、分かった」と力強く頷きつつネウロイに対してぶっ放してましたけど。
宮藤軍曹にとって害していいもの/ダメなものの区分は以下の様な感じでしょうか。
人間: ダメ
ネコ(1期1話): ダメ
攻撃してきたネウロイ(2話): オッケー
板(3話): ダメ
基地に近づいてきただけのネウロイ(3話): オッケー
自分に近づいてきただけの人型ネウロイ(9話): ダメ
ということは自分の周りの人を傷つける可能性がある存在は攻撃して良いということでしょうか?
9話の人型ネウロイが坂本少佐を撃墜した後、10話でもこの人型ネウロイを撃てないようですが。
更に言うなら2期1話で小熊の治療をしてますけど、危険って意味では熊も大概ってこと、田舎の診療所にいる宮藤軍曹ならよくご存知ですよね…?
拳銃はダメだけどライフルはオッケーな宮藤軍曹、至近距離で相手が死ぬのを見るのがダメなんだろう、そう思っている時期がわたしにもありました。
刀はオッケーなんですねーっ!(2期8話)
以上のように宮藤軍曹の価値判断基準が全く分からず、困惑しっぱなしでした。
1期11話のロドニー大将が目の前で不利な情報をリークしようとする宮藤軍曹を殺さなかったこと、命令に反して宮藤軍曹を撃墜しなかった(=自分のことを疑っている節のある)ヴィルケ中佐を拘禁しなかったことは多少引っかかりました。
あと、ガリア解放という偉業を成し遂げたのにそれが理由で昇進したウィッチが誰一人いないというのもどうなの…?と思いました。
{/netabare}