tomledoru さんの感想・評価
3.9
物語 : 5.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
惑星ごとの人生のテーマが素晴らしい
昔,「少年キング」(死語)ですね。この
マンガ雑誌を読みながら,毎回しみじみとしていたのを
覚えています。アニメ版も毎回終わりに
人生訓が語られ,なるほどなあと感嘆したものです。
地球発アンドロメダ行き銀河鉄道999-スリーナイン
どの星も個性的で,地球や現在の世の中の
常識が通用しない世界ばかりを旅します。
印象に残っているのは
化石化惑星,美しい恋人の化石を
必死に盗掘家から守ろうと努力します。
再び化石化ガスがこの星を襲い二人そろって化石になります。
冥王星の話も機械化した人の抜けがら
が物淋しくて凍り付く光景でした。
蛍のように体が光る人の星では,体全体が
まんべんなく光る人が偉くてぶちに光る
人はさげすまされています。
この話のヒロインは確か小説を書いて
宇宙で認められたいという望みを持って
います。
さて,機械化された人はパーツを交換すれば
半永久的に生きられることを鉄郎は憧れますが
松本零士の言いたいことは,限りある命だから
大切に生きられるということです。
文明が進んで遠い将来,本当に機械化人間が
可能になるかもしれません。
そのとき人は何を生きがいにして生きるのでしょうか。
余談ですが,「キノの旅」は銀河鉄道999-スリーナイン
を参考にしたという話です。