灰色の騎士 さんの感想・評価
1.9
物語 : 1.0
作画 : 2.0
声優 : 3.0
音楽 : 1.5
キャラ : 2.0
状態:途中で断念した
その辺のなろう以下です。
これ見るくらいなら異世界スマホでも見てるほうがよっぽど有意義なレベル。
それくらいヤバイ低クオリティ。
物語、脚本、構成、演出、アクションのどれをとってもマイナス案件。
金かけてるらしいこの作品がこんな出来なのが驚き。どの辺にお金使ってるのか疑問。やっぱり人件費かな?
総括としては
1.アクションシーンはなろうアニメ以下。むしろなろう系の方がクオリティが断然高い。
2.ストーリーは最悪。演出も構成も脚本も心理描写も、全てが酷い。
3.タイムスリップした主人公が侍である必要性が無い。
4.ジビエのデザインが3Dモデルで印象に残らず、静止画でいつの間にか敵がいなくなってるので緊張感が無い。音楽も印象に残らない。
5.キャラデザが微妙。大人向けだとしても好き嫌いがはっきり分かれそうな絵柄だし、よくある今風の感じのほうが見やすかったと思う。
全体的に海外ドラマなんかでよくあるシチュエーションや人物背景を意識してる感じはしますが、ぜーんぶが薄っぺらのツギハギ。
音楽も壊滅的なまでに場面ごとに噛み合っておらず緊張感もクソもないです。後、ナレーション入れるにしても工夫しろ。
以下ザックリ詳細ですが...
タイムスリップしてきたサムライだと言い張る怪しい二人組をあっさり受け入れ(サムライ本人たちもすぐ納得)
まさしくよくある、突然異世界に突然転移してもあっさり現状を受け入れ、殺されかけたり敵を倒しても、平然としてる主人公と変わらないです。
それから道中で大した絡みのない刀くれたおじさんが死んで、またタイムスリップしてきた謎のお坊さんをすんなり仲間にして、大した絡みのないブライアンが死んで~と流れが酷い。
後演出もここ泣く場面だからね!って露骨に夜空に故人の顔が薄らったり、掘り下げ皆無の軍人が死んだりと微塵も感動できない。
アクションシーンもぶっちゃけ最近やった八男にも劣るレベル。ジビエよりも低予算で作られてるであろう作品に負けるとか何ごとか。
静止画のオンパレードで、動いても大振りだったりごまかしが多過ぎ。世界を目指す割には作画やアクションに全然力入ってないしどういう事?
それにタイムスリップ要素に必要性を感じないです。和の要素を推したいみたいですが、ぶっちゃけ普通に剣道やってる大学生とかで十分だろ和の要素(笑)
主人公がタイムスリップしたサムライである必要性が、戦闘以外で感じられない。
それなら普通に剣道や空手の心得のある青少年とかに、博士が怪しい薬品で肉体強化して戦いながら、現地の人や米軍と協力して戦う~とかの方がまだ面白そうに思えます。
こんな滅茶苦茶な導入と話の説得力の無さなら、ジビエートじゃなくてセンスイの過去編を本編にした方がまだ見るに堪えそう。
追記・・・ていうか無理に和の要素とやらを推さずとも、日本のアニメそのものが和の要素の塊なのでは?日本の街並み、登場人物、お辞儀などの所作、学生服やお弁当、日本食など至るアニメでほぼ見かけるし、その一つ一つが和の要素でしょ。
それを何をはき違えたか知らんけど、安直にOPを三味線にして主人公はタイムスリップしてきたサムライと忍者。別にそれが悪い訳ではないですが、予算かけて作った割にはストーリーは酷いし、心理描写も雑でアクションも演出もショボいとか笑わせに来てるのかと思う。
ていうか公式サイトみて思ったけど侍・忍・刀・書って...全部NARUTOもといBORUTOのアニメで既に十二分に事足りてると思うんですが...
そもそも変に意識せずとも日本のアニメは既に世界規模で戦える大人気コンテンツですよね?
それを変にこじらせて無理やり侍と忍者がタイムスリップなんぞせずとも、何なら初めから戦国時代でジビエ湧いて出たとかで良かったのでは??
無理に意識高いことせずとも、日本人が作った日本アニメは最初から日本人の文化や考え方が自然と反映されてるわけだし。
初めから世界なんて目指してないであろうなろう系アニメですら、独自の世界観でスマホと忍者が入り乱れ、マヨネーズに執着したり和食を作ったりしてるし、それでも興味があれば海外の人は見てくれるんだから自然体でやればいいのに。
公式サイトの制作サイドの方々のコメントを見た後だと厳しいレビューで若干心苦しいですが、ともかくこのジビエ料理は酷いです。
更に追記…
あまりに酷く、世紀末風の女の人が仲間になったあたりで視聴断念しました。
演出も構成も何もかもが杜撰で、特に脚本が酷すぎ。
盛り上がる場面も皆無で淡々と進んでくのがきつい。
最終的に見てる時間が無駄に感じました。正直、BGM代わりに垂れ流すのも無駄に思えるレベルです。