ハウトゥーバトル さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
なんて素敵な主人公
序盤 は?
中盤 そういうw
終盤 もうなんでもいいやww
この話は生活の中にごく自然とAIロボットが存在する日本に住む男子高校生の話
ジャンルはロボット・恋愛・主人公最強・バトル・AI
本作品を好き慣れるかなれないかの大きな分岐点は「主人公を好きになれるか」です。まぁどの作品でもそうなのですが、本作の主人公は嫌いな人はとことんきらいですし、好きな人は好きなのでしょう。ちなみに完走した私は本作が嫌いです。非常に無意味な時間だったと本気で後悔しています。ストーリーは悪くないです。いや、このクソみたいな主人公を主軸として物語は成り立っているのでどちらかと言えば最悪に近いのですが、テーマと着眼点が素晴らしいです。
先ほども言った通り本作では町中を歩けばぱっと見見分けがつかないほど、人間に酷似したロボットが出てきます。人間をサポートするように設計されたそのロボットは反乱など起こさないわけですが、ある時超高性能ロボットを作っちゃって暴走されて逃げられるわけですよ。
主人公はお人よしです。ロボットに対して人間と違った扱いをするのが普通の時代にロボットを人間同等に優しく接する主人公。
ここまで言えばわかる人はわかるでしょう。そう逃げ込んだ先はたまたまそこにいた主人公。あとはもう...ね。
先ほどテーマと着眼点が良いといいました。テーマは「ロボットの在り方」だと途中まで私は思っていたのですが、どうやら「未来との向き合い方」がテーマらしいです。{netabare}まぁ早い話が「失敗を恐れて前進できずに停滞している現在に終止符をうつため、世界を管理する超高性能AIをぶっ壊して人々の自由とロボットの権利を与えようとするロボット」が実は超高性能AIを持っていて独裁者になるかもしれないって話ですよ。現在の体制が壊されなおかつ世界の機能が一瞬でも止まればどれほどの被害がでるかもしれないうえに、革命者が独裁者になるかもっていわれたらそりゃ主人公とめるしかないだろ。
悪いのはどうあがいても主人公ですよね。個人的な好みで申し訳ないのですが、みんな死んで主人公が悔やむか主人公が死んで世界が混沌とすかのどっちかが良かったです...
現代で言えば原発を再開しようと勝手に一般人が法律をかえちゃおうとしてる感じ。「原発を変えたい」という名目で法律を勝手に変えることを許したら独裁者になられる可能性もあるわけで。原発を再開すべきか再開すべきではないかというのはよくある議論です。別にその議論の結論は問題ないのです。ただそれを独断で勝手にというのは主人公にしか非がない。{/netabare}
という感じですね。結論の是非に注目するのではなく、現在と未来の在り方を問い、行動することが重要なのだといいたいのかなって思いました。
主人公の行動は行き過ぎていますが、道理的にはわからなくもないかな
映画でもあるようにAIにすべてを頼るのは便利だけどマズイという風潮ですが本作では「踏みとどまった現在」が問題となっています。すくなからず間違ってでもいいから進むべきなのではないのかなって思いました。まぁ現状維持が大事なときもありますがね
監督は水島精二さん。ガンダムOOやUNGOの監督をされた方ですね。テーマはいいんですがね…
原作者が問題ですね
シリーズ構成は髙橋龍也さんと雑破業さん。アイマスや刀使ノ巫女をされた方とブレンドSや中妹のシリーズ構成をされた方ですね
キャラデザはやぐちひろこさん。UNGOやアイカツのキャラデザをされた方ですね
劇伴はNARASAKIさんとkzさん。わたモテをされた方とボカロPでもある方ですね。
アニメ制作はディオメディアさん。イカ娘やアホガールを制作したところですね
作画は微妙でした。戦闘シーンも迫力を感じませんでしたし、ワンパターンな戦闘で好印象ではありません。そもそも主人公のキャラデザが好きじゃないところがもう…ね。
op1は踊り手のメイリアさん作詞、ボカロPのtokuさん作曲、二人のグループであるGARNiDELiAさん編曲歌唱の「Error」
op2もメイリアさん作詞、tokuさん作編曲、なんとTrySailさん歌唱「Truth.」
ed1はkzさん作詞作編曲、ClariSさん歌唱の「PRIMALove」
ed2はkzさん作詞作編曲、電波教師EDを担当した東京パフォーマンスドールさんの「Shapeless」
まさか踊り手が歌詞を書く時代になるとは…
声優さんは良かったです。性格と声のイメージが一致していました。キャラはすんなり理解できたと思います。好きじゃありませんが。
総合評価 圧倒的時間の無駄