でこぽん さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
なぜこの物語に魅かれるのか、わかった気がします
この物語はなぜか心が安らぎます。
それは駄菓子のせい?
それもありますが、この物語に出てくる人たちが皆、心優しい人たちだからです。
主人公のココノツや、ココノツが恋しているほたる、それにココノツの友人のサヤやマメ、そしてアルバイトのハジメ、みんな良い人たちです。
ココノツは駄菓子屋の一人息子。
彼には漫画家になる夢がありました。
でも、漫画家になるには厳しい審査を勝ち抜く必要があります。
並大抵の努力では、漫画家にはなれません。
近所にコンビニができ、駄菓子屋の経営は厳しくなります。
しかも父親が入院し、駄菓子屋の経営再建のために、ココノツは今まで以上に駄菓子屋の仕事に精をだします。
気がつくと漫画の応募の締め切りは、あと数日に迫っていました。
応募の締め切りに間に合わせるために、アルバイトのハジメや友達のサヤとマメも徹夜でココノツの手伝いをしてくれます。
でも、わずか数日で作った漫画など、プロの審査員が相手にするはずがありません。すぐに数日で作った漫画だと見抜かれてしまいます。
帰りの途中駅で大雪が降る中、ココノツは半年ぶりにほたると再会します。
ほたるは花火大会の後、別れも告げずにココノツの前から姿を消していました。
そして、…
今回は、ココノツの胸を締めつけるような恋心や、生きていくうえでの厳しい現実の話もありました。
それがこの物語を味わい深くしています。
そして見終わった後、ほたるはとても魅力的な女性だったと、つくづく感じます。