カミタマン さんの感想・評価
2.5
物語 : 2.5
作画 : 2.5
声優 : 2.5
音楽 : 2.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
一見さんお断り的な?
今敏監督作品
「パプリカ」はかなり好きなので,今監督唯一のテレビシリーズと言うことで見てみました。
冒頭
OP開始約3秒後明らかに聞き覚えのあると言うか,なじみ深い声が聞こえてきました!平沢進ではありませんか!そういえば「パプリカ」も平沢だったっけ!もっと早く見ておくんだった不覚!!なんて思いながらOPを見ていると,なんかこのOP異常に怖い・・・全く動きと生気を感じさせずにというか「死」しか感じさせない満面の笑みを浮かべたキャラクターたち。こんな怖い笑顔見たこと無いです。
ストーリーは形容しがたい不安な感覚を抱かせながらも,1話毎に一人のキャラクターを中心に据え,それに合わせたバラエティーに富んだ演出で進んでいきます。特に5話はサブタイトル「聖戦士」国産ファンタジーアニメの元祖を彷彿させますw内容もがっつりファンタジーです。10話は,まんま「SHIROBAKO」というかこっちの方が10年ほど早いですね^^;
残念な点としては,
もちろん意図してやっていることなのですが,各キャラクターの醜さがクローズアップされて描かれていることです。特に,視覚的醜さを強調されたキャラクターを見せられることは,カワイイやカッコイイキャラクターを見慣れている自分にとってはかなり苦痛でそれだけで断念しそうになりました。
そんな苦痛を乗り越え頑張って見終えましたが,自分は一度見ただけではさっぱり理解できませんでしたf^^;正直に白状すると,タイトルの「妄想代理人」の意味すら理解できていません。繰り返し見る気力と時間がある人には読み解く楽しさがあるような気配は感じられるのですが,あくまで推測です・・・