あかいの さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
表は明るく、実はディープ!?1期から更に進化したストーリー!!
第1期ではPoppin’Party結成からライブハウスデビューまでを描いたバンドリ。この第2期ではついにPoppin’Partyが主催ライブ開催に向けて動き出します。
よしよし、ポピパも成長してきたな、じゃあ主催ライブに向けて頑張れよと思いきや、なぜか解散ピンチに!?主人公である香澄の天真爛漫な明るい印象とは裏腹に、今回扱うテーマは実はディープ。そんなギャップも楽しめる作品に仕上がっています!
音ゲー原作の本作品。音ゲーのストーリーなんて微妙なんじゃないの思う方をいるでしょうが、本作を観ればその先入観も払拭されること間違いなし!1期からさらに進化したストーリー。まだ見ていない方は是非視聴することをお勧めします。
本作の魅力については以下にまとめてあるので参考にしてみてください。ネタバレなしです。
魅力①新バンド登場!当たり前に良い!!
さてさて視聴する前からなんとなく察してはいましたが、この第2期からは主人公のバンドPoppin’Party以外のバンドにもスポットが当たります。第1期からちらっとはでていた「Roselia」を筆頭に、「Afterglow」、「Pastel Palettes」、「ハロー、ハッピーワールド!」、そして本作品の一番のキーバンドとなってくる「RAISER SUILEN」。
前作では基本的にPoppin’Partyの音楽しかありませんでしたが、本作ではそれ以外のバンドが活躍するところもたくさん視られ、純粋に色々な曲調の音楽が聴けて楽しいです。自分はこの音楽好きだな、このキャラクターが好きだなというのが一つ新しくできるかもしれません。
ちなみに自分はミシェルが一番好きです。
魅力②Poppin’Partyってどうゆうバンド?
魅力①でたくさんのバンドが出ることを書きましたが、こう思う方もいるかもしれません。
「いやいや、そんなにたくさんのバンドを一気に出して話がまとまるわけないでしょ」と。
確かに新キャラを無理やりたくさん出してストーリーに深みが出ず、残念なことになった作品が過去にあるのも事実です。しかし、本作品はむしろその逆で、たくさんのバンドを出すからこそ深みが出る構造になっているのです。ここは本当に脚本家の人スゲーって思ったところです。
本作品のテーマの一つが自分たちってどういうバンドなのかを探すこと。つまりは、Poppin’PartyがPoppin’Partyらしさってなんなのかを追求することにあるのです。個人のアイデンティティーを見つけることに近いかもしれません。自分って、自分たちって何だろう?そのようなことを考えるときに他者を観察することはよくあることで、本作品でPoppin’Party以外が歌うことはそのような意味合いもある構造になっているのです。
他のバンドをみて香澄たちPoppin’Partyは何を思うのか。そして自分たちらしさを見つけることができるのか。その部分に是非注目してみてください。
さてここまでバンドリ2期の魅力について書きましたが、こういった魅力もあるよと思うかたは是非教えてください。また、本作のストーリーとは別にゲームの方ではよりバンドリを深く理解できるようになる様々なストーリがありますので、気になった方は是非そちらもチェックしてみてください。2回目ですけど、一番好きなのはミシェルです。今回のレビューが参考になったよという方は是非ハートをお願いします。以上「あかいの」でした。