ミュラー さんの感想・評価
4.2
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ハリウッドばりのカッコよさ
2014年の作品なんですね。一挙放送等やっていたので見てしまいました。
女子中学生がよさこい部を作ってよさこいを踊る話。
とにかく全体構成が素晴らしい。さわやかな感動を与えてくれる傑作だ。
{netabare}5人のメンバーはそれぞれが問題点や課題をもち、それを解消するとよさこい部に入部するという形になっている。それがため、メンバー5名そろうまでに全12話中10話までを要している。
最後の最後、本番の「花彩よさこい祭」直前で部の創始者ハナのトラブルが発生するが、最終話のBパートでアメリカから戻ってお祭り参加!{/netabare}
この最終話がまさにエンタメ。
多くの観衆を十戒のモーゼのごとく掻き分け、走りながら衣装をまとい、
投げられた鳴子を空中キャッチして真正面から舞台に着地!まさにハリウッド映画だね!
このシーンを描くためのアニメといって過言ではないだろう。
とても分かりやすいし、アニメってこうあるべきだよねというお手本のようだ。
少し願望を述べるとしたら、踊っているシーンをもっと見たかった。
最後に主人公のなるが、踊りが楽しいという感想を述べるが、あのシーンは止め絵でなく踊りをバックに述べてもらいたかったなあ。
みんなで綺麗な羽織を作って、番傘まで使った踊りの練習をして、
観客から歓声が上がっているのに、
我々視聴者からは、いったいどんな踊りを踊っているのか、よく分からないという状況。
難しいとは思うけど、ハ・ナ・ヤ・マ・タの踊りのシーンをもっと描いてくれれば、さらに評価しただろう。
女子中学生の成長物語としては傑作だと思います。
よさこいの魅力を伝えられたかという視点では、物足りなかったかな。