BGEmx23946 さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:今観てる
素晴らしいのは途中まで
原作にプラスして細かな設定や描写が加えられていて始まりから没頭してしまった。
閉ざされた世界に巨人が攻めてくる恐怖、外の世界を夢見る主人公エレンが母を巨人に殺され、巨人を駆逐することを決意するシーンや次々と仲間が食われ、絶望の中でそれぞれが微かな希望を胸に知恵を生かし立ち向かうシーンなどに感極まった。
ただギャグシーンは正直いらないと思う。滑ってるしそこら辺にいる若者のノリみたいなのが感じられて作品の雰囲気に浸っているのを邪魔された気分になる。
あとクリスタとかいう女キャラ。特に何もしていないのに持て囃されてるだけのモブかと思いきや、途中から急にしゃしゃり出てきて、実は本名はヒストリアで巨人の王族の末裔で今までのはいい子気取りだったみたいな独りよがりな劇場を見せられ、こんな状況下でお前だけ何してんだと不愉快に感じた。しかも親父に加担してエレンを連れて行ったくせに急にエレン側につくし結局何がしたいのかわからない。キャラぶれぶれだし。こいつが女王に君臨してクリスタ劇場が幕を閉じるまではイライラ展開のオンパレードで視聴するのが苦痛で仕方なかった。義理の姉をグリシャに殺された憤りもあるのだろうが、その矛先がエレンに向けていたのだとすれば筋違いだし婉曲的でいまいち伝わらない。不思議なことに皆あの精神状態でこの小娘を責める奴がいないどころか無駄に持ち上げられたり擁護されすぎてて違和感しかない。傷だらけで戦っている人に対して無傷で暴言吐くし。ていうか傷すら負ったことないだろう。おかしいだろうがこいつだけ。まあこんな奴をリアリティのあるキャラだのなんだのと評価しようと思えば簡単だが、それを正当化するような作家がいたとすれば、それは単なるご都合主義の怠慢野郎だと思う。
それから記憶の喪失や覚醒といった都合の良い要素を乱用していてわかりにくい。