二足歩行したくない さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
30分程度の長さで良かったなという感じ
劇場版・空の境界、最終章。
30分強程度の長さしかない、劇場版としてはかなり短編作品で、登場人物も黒桐幹也と、いつもの両儀式とは別の意識である両儀式の二人のみとなっています。
雪の降るある夜に、黒桐幹也は4年前両儀式と初めて出会った場所で再び両儀式と出会う。
その両儀式は"式"でも"識"でもなかった。
黒桐幹也とこの両儀式が立ち話をする30分で、哲学的というか精神的な内容をただ語る内容です。
正直なところ長い30分でした。
アニメ的な動きはあまりなく、ラジオドラマに近い内容だと思います。
空の境界で大きな見せ場だった、バトルシーンも本作は無いんですね。
そのため、空の境界を"エロ"、"グロ"、"バイオレンス"、"サスペンス"といったエンターテイメント以上の意味を持って見ている方は盛り上がれると思います。
私はいまいち楽しめなかったです。
見ながら、急に式がすっぽんぽんになって裸踊りを始めてくれたら神作品だったのになーとか考えてました。
語られる内容は意識の出づる場所、両儀式に関する弁明(?)のようなもので、これまでの作品を追いかけてきた者から見れば納得のいく内容ではあります。
ただ、まあ90分とか120分とかじゃなくて、30分程度の長さで良かったなという感じでした。