あかいの さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
キチガイ香澄がおりなすガールズバンド青春ストーリー!!!観ればバンドがやりたくなる!!
TOKYO MXでアニメを観ている人ならCMで必ずと言ってよいほど見たことあるBang Dream!(バンドリ)。もはやウザいというぐらい聴かされて、逆に気になっていた本作品ですが、ゲームから入ってみたところドドドドドドドドドはまりしてしまい、ついにアニメの方にも手を付けてしまった次第。
スマホ用音ゲーム原作の作品である本アニメは、頭の中身がポッピンである主人公、戸山香澄がPoppin’Party(ポッピンパーティー)というバンドを結成し、あこがれのライブスタジオに出演するまでを描いています。
音ゲームの作品なんて音楽重視であって、ストーリやキャラクターはあんまりなんじゃないのと思う方もいるかもしれませんが、そんなことは決してなくありません。音楽抜きでも十分に見応えのあるストーリーと、必ず一人は好きになってしまうであろうキャラクター達が描かれています。本作品は、音楽にあまり興味ない人や、ストーリー重視で作品を選ぶ人にも勧められる内容になっていますので、まだ見てないよって方は是非見てみてください!
本作品の魅力については以下にまとめてました。ネタバレはしてないので、気になった方は是非参考にしてください!
魅力①:一歩踏み出す勇気をくれる主人公
主人公である戸山香澄は高校1年生にしてキラキラワクワクすることがしたいなどという理由で進学先を選んだ、かなり狂った女です。その漠然とした理由で入ってきてしまったせいか、香澄は入学早々、自分のやりたいことが見つからないというひねくれた高校生にありがちな状況に立たされます。初めは、某ハルハルゆかいなアニメの主人公のように、ありとあらゆる部活に入り自分がキラキラワクワクできることを見つけようとしますが、案の定いきずまってしまいます。
そんなある日、香澄は道路に貼られていたシールに誘われて不法侵入をし、その不法侵入先で後にバンドのメンバーとなる市ヶ谷有咲に出会うのです。(意味わかんないですよね)有咲をなんだかんやで言いくるめた香澄は、近くに置いてあった有咲の所有物であるギターを図々しくも引きたくなってしまい、それを勝手にもちだしてライブハウスに出向き、そこで演奏していたバンドを観て、自分にとってのキラキラドキドキを見つけるのです。
そんな一見はただのやばい奴にみえる香澄ですが、非常に魅力的な部分もあり、その持ち前の明るさとポジティブな精神で周囲の人に一歩踏み出す勇気を与えてくれるところがあるのです。
香澄が後に結成することになるPoppin’Partyというバンドですが、その他の4人のメンバーは皆何かが原因で新しいことに挑戦できずにいるような人たちで、バンド結成を通じてその問題を解決していくというのが本作品の中盤までの内容となっているのです。といっても、表向きはキチガイ香澄がただただ突っ走っているという感じなのですが。
個人的に一番好きなのは、というかたぶん大多数の人が好きになるのはドラムの山吹沙綾がメンバー入りするまでのところでしょう。ちょっとした感動ものなので是非本編で楽しんでください!!
魅力②:今度は助けてもらう主人公
魅力①では香澄は踏み出す勇気を与えることで周囲を助けてあげるキチガイ女であることを説明しましたが、そんなキチガイ香澄を窮地に立たされるときがついにやってきます。その窮地にを乗り越えないと香澄たちの目標であるライブハウスでのライブは実現しないという重要な場面。
ここでキチガイ女なんて見捨てておけばいいんだよとゲスを極めても個人的には良いと思うのですが、キチガイ香澄に付き合ってあげるような殊勝な人たちが、そのような人であるはずもなく、他の4人は今度は自分たちが香澄を助けようと動き出すのです。やはり性格の良い人をみつけるなら、キチガイに振り回されている人に目をつけるのが有効なようです(個人の意見)。
本編のもっとも山場なところなので、窮地のなかでも助け合えるメンバーの友情や、香澄自身が出す答えに是非注目してほしいところです。
さて、ここまででバンドリの魅力について語ってきましたが、見る人によってはまた違った魅力もあると思うので、そういうのがあれば是非教えてください!!以上「あかいの」でした。