ハウトゥーバトル さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
明日に向かって、昨日を歌って
序盤 なるほど
中盤 おお
終盤 うん
この話は偶然大学時代の片思い相手と再会してしまう話
ジャンルは恋愛・学生・バイト
恋愛ものです。大学卒業後就職せずにコンビニとギャラリーでバイトをしてる主人公に大学時代からずっと好きだった友人と偶然会います。
結構古典的な展開ですが、それもそのはず1999年に連載開始された話ですから。
内容は欲言えば懐かしい王ぢう展開、悪くいえば古臭い使いふらされた展開です。しかし本作はよくできているので「またかよ」という感じではありません。自然な感じで展開が進み、キャラの感覚がたいていわかってきます。
内容です。非常にもどかしく奥ゆかしい、恋愛模様を12話わたって展開されています。序盤は導入です、キャラ説明や環境説明、舞台背景などが丁寧に、かつ自然にどうy縫うされています。中盤は盛り上がりを見せます、典型t系なすれ違いというものがありますが、一番の大展開は終盤です。終盤で急に展開が変わってきます、もちろんそれまでもおおっきな展開はいくつもありましたが、終盤ということもあり中盤の曖昧さを着地させようとしています。視聴者に「着地してほしいけどこの曖昧さがいい」という感覚を埋め込ませるのが非常に上手い印象です
曖昧さというのは「逃げ」ともとれますが、それと同時に「現実味と想像性」を生み出します。恋愛を主体としてる作品にはこの感覚が重要なのです。
そして振り返りというのは過去を思って未来にいかすことです。本作では未来に対して過去を分離せずにダラダラ引きずっているフシがあります。過去を過去とし、これからの物語を自分のものにしようとしてる姿勢は非常に素晴らしいです。私も見習いたいです
監督・シリーズ構成は藤原佳幸さん。プラメモやnewgameの監督をされた方ですね
副監督は伊藤良太さん。今までは作監などをされたそうですが、なぜ急に演出方面へ
キャラデザは谷口淳一郎さん。多田恋や野崎くんのキャラデザをされた方ですね
劇伴は玉井健二さん&agehaspringsさん × 近藤貴亮さん。
アニメ制作は動画工房さん。ゆるゆりとダンベルを制作したところですね
作画はよかったです。レトロちっくな作画で細かい動きと丁寧な表情(心理描写)で物語を鮮やかにしてました
ed1は古閑翔平さん作詞曲、玉井健二さんと横山裕章さん編曲、ユアネスさん歌唱の「籠の中に鳥」
ed2はさユりさん作詞曲歌唱、江口亮さん編曲の「葵橋」
ed3は忌野清志郎さん作詞、肝沢幅一さん作曲、あにーさん歌唱の「イエスタデイをうたって」
声優さんはとても良く、キャラにとても合っていたと思います。
総合評価 逆に新鮮な感じがして好印象