「電脳コイル(TVアニメ動画)」

総合得点
83.9
感想・評価
1968
棚に入れた
11175
ランキング
308
★★★★☆ 3.9 (1968)
物語
4.2
作画
3.9
声優
3.7
音楽
3.8
キャラ
3.8

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

ネタバレ

tomledoru さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

話を考えた人は,ある意味天才ではなかろうか。

主人公他出てくる人物は皆小学6年生なのに
小学生に理解できるアニメだろうかと思ってしまいます。

ジャンルは,SFファンタジーというよりは
SFホラーに近いものがあります。

本当に小学校6年生以上,あるいは中高生や大人が
見てもいい作品に仕上がっています。

近未来2026年のお話ですが,2007年のアニメと考えると
状況は進み過ぎていて,電脳メガネでたいていのことは
できてしまうというところが面白いです。

話の後半では,正直危ない玩具だなあという印象を持ちました。

小此木優子は主人公ですが,出しゃばり過ぎず
友達思いで文字通り優しい子です。

天沢勇子も文字通り勇ましい子ですが,ある
思いを胸に秘めて手段を選ばない悪役のように
描かれていますが,目的を知ると憎めません。

橋本文恵は,あまり良い子に描かれていないキャラ
ですが優子と仲が良く京子を電脳世界から救出
するのに協力します。

生物部の原川研一の葦原かんなを想う気持ちは
電脳世界≒あっち(あの世?)の世界にまで会いに行くの
でよくわかります。

メガばあ・電脳駄菓子屋「メガシ屋」
(メガネの駄菓子屋の略)店主。
しばしば優子たちを助ける頼もしいおばあちゃん。
オバちゃんを電脳コイル減少から救った経緯がある。

専門用語が多すぎて,1度見るのを断念した作品ですが
話の中盤から謎が少しずつ解けていきます。

4423とは,勇子の兄 天沢信彦の病室番号で
電脳世界へ行ってしまった兄をミチコさんないし
キラバグを使ってこちらの世界へ連れ戻そうとします。

勇子は,兄のいるところ・電脳コイル・イリーガル
のいる世界へ無理をしてでも行こうとするのが
痛々しい感じがしました。

でんすけも勇子・優子を守ろうとして消えてしまいます。
優子の胸の痛さが伝わってきます。

おじじのの秘密と猫目宗助のメガマス社への復讐
が伏線になって物語は佳境に入ります。
あっちの世界へ行ってしまった勇子が戻るよう
を優子が説得に成功します。

後半は,下手な異世界物よりも異世界の物語っぽく
終わります。

NHKにしては,大変に凝ったアニメを制作したものだと感心
させられます。丁寧に見れば面白いアニメでした。

投稿 : 2020/07/21
閲覧 : 485
サンキュー:

9

電脳コイルのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
電脳コイルのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

tomledoruが他の作品に書いているレビューも読んでみよう

ページの先頭へ