「DRAGON BALL Z 神と神(アニメ映画)」

総合得点
62.6
感想・評価
220
棚に入れた
1183
ランキング
4820
★★★★☆ 3.6 (220)
物語
3.3
作画
3.9
声優
3.8
音楽
3.4
キャラ
3.8

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ネタバレ

くろゆき* さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

17号の本名はラピス、18号の本名はラズリ

初期のDBらしさが強調されておりこれまでの劇場版にはない新しいDBZの映画という感じでしたね。
日常のギャグシーンも多く、漫画はギャグがあってナンボと言われている鳥山先生が携わっているだけに、鳥山先生はこういうのをやりたかったのかなと思いました。
それに伴ってビルスのキャラも最初デザインを見たときは本気かと思いましたが、DBらしい不思議な魅力のあるキャラだったと思います。
そして何と言っても最後は和解で終わらせ、仲間になれたのかな?という終わらせ方をしたのが大きいですね。
どうしてもDBの劇場版では強くて恐ろしい奴を皆で倒すというワンパターンでしたが、このように敵として徹底抗戦せず和解するというのも初期のDBらしい結末だったと思います。
まあこれまでの劇場版は1時間前後で(例外はありますが)ドラマが描きにくかったこともあるかもしれないのですが、それだけに良い意味で期待を裏切ってくれたのは嬉しかったです。
ワンパターンで言えば過去の劇場作品は最後は元気玉ばっかりだったり、原作を踏襲しての超サイヤ人化で決めたり、フュージョンやら龍券とかいうポッと出の技で倒すなど、どうも呆気なかった気がします。
なので超サイヤ人ゴッドという単語を聞いた時例に漏れずゴッドにパワーアップして勝って終わりなんだろうなと勘ぐってしまっただけに、良い意味で裏切ってくれたのは良かったです。
そして今回は何と言ってもベジータですね。
劇場版では毎度出落ち要因だったり、ブロリー映画でのヘタレ具合などネタにされてばかりでしたが、ブルマを傷つけられたのを見て悟空を超えるパワーを発揮したと言うのはカッコ良かったです。
ただ見た感じ超2くらいであるはずなのに3の悟空を超えるというのも不思議な感じでしたが。
ダンスに関してですが、僕はあまりクールなキャラのキャラ崩壊で笑いを取るというのは好きではないんですが、あのベジータがプライドを捨てたという面で見ればまあ納得できなくは無かったです。

悪い点としては、悟飯やゴテンクスと言ったサブキャラの出番の扱いの悪さでしょうか。
悟天に至っては全然見せ場なかったですよね。
ピッコロさんも原作ではセルジュニア戦以来(バビディは一方的に殺しただけですからね)劇場版ではボージャック戦以来だったのに箸でつつかれて気絶というのは可哀想だったと思います。
まあそれだけインフレに付いていけなかったわけですが。
あと戦闘シーンに入っても直ぐ会話し始めたりと、テンションが上がりにくくちょっとパッとしなかったのも残念でした。
大事な部分ではあるのは分かるのですが、少し立ち回ったら会話して、また少し戦ったら会話したりと、DBの売りの戦闘なのにイマイチテンションが上げらなかったです。
何だかんだ言ってDBと言えばバトルなのですから、もう少し盛り上げて欲しかったです。
あとこの辺は仕方ない気もするのですが、やはりDBと言えば昔のセル画で慣れている人間としては今のデジタル作画は慣れないですね。
DBも終盤の映画ではCGを使ったりしていましたが、岩や海なんかの表現を今の絵で見るとはやはり違和感を感じてしまいました。
超サイヤ人のエフェクトも同様です。

正直見るまでは不安がかなり大きかったのですが、良い意味では期待を裏切ってくれる出来でした。
しかしDBにしては珍しく風呂敷を大きく広げましたね。
これは次回の劇場版の伏線なんでしょうか。
もし次回があるなら、アクションに特化した物が見たいですね。
最後を悟空が決めるのは仕方ないにしても、初期Zの映画のようにボスと幹部を配置して、悟飯、ベジータ、ゴテンクス達にも見せ場が欲しいところです。

投稿 : 2020/07/20
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