くろゆき* さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
アメリカの単行本は「無印」と「Z」で分かれている
本作はZのTVスペシャル版でしたが、力作だった方だと思います。
冒頭、悟空が皆に看取られながら心臓病で早世したのはまさに衝撃的でした。
周りの面々の反応、特に「カカロット・・・・・」とつぶやいたベジータは「俺だけが絶対奴を倒すんだ!!」と信じて疑わなかったであろうなだけに、そのショックは余計大きかったのは想像に難くなかったでしょう。
まもなくその周りの面々も次々に人造人間17・18号に倒されていったのですが、ヤジロベ―と餃子とかは、「アウトオブ眼中」だったのですかな?ただ「人間が気に入らない。」という理由「だけで」街の人達を、石ころをよけるみたいに、部屋の中を走り回るうざいゴキブリを始末するみたいに次々と殺していた彼らでしたが、特に印象的だったのは服屋さん破壊のシーン。洋服等オシャレにも気を使っていたのにその意に反して店員ごと破壊してしまった17号でしたが、彼に対する
18号の注意は宿題を忘れてしまった生徒を注意する学校の先生よりももっともっと優しい口調。実際目にしたら蛇に睨まれた蛙以上の恐怖感を味わう事間違いなしだったのだろうなあと言うか、ゾッとさせられますね。今から見ても。
しかし、戦士達にも次世代という希望がまだかすかにありました。それぞれ違った親心があったチチとブルマの家族愛も勿論伝わるものはありましたが、悟飯とトランクスの事です。ブルマも何気に(?)その貢献度は高いものはありましたが、お互いの連携や友情等も人造人間達の恐怖同様良く掘り下げられてました。その人造人間達の勝負も、結局・・・・・・・・という事になったのですが、ダレる事もなく、白熱していてやはり見所になっていたと思います。
過去の世界に旅立つ事となったトランクス、その顔つきはもはやかってとは違ったものとなっていましたが、重苦しい内容ながらも確かに最後まで
希望はありました。