タック二階堂 さんの感想・評価
2.5
物語 : 3.5
作画 : 2.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
●らせてくれない女に価値はない。
詳細は略。
いやあ、噂では聞いていましたが……。
タイトルの●には「触」でもいいし「ヤ」を入れてもいいですよ。そういう男が主人公のエロゲ原作の作品です。
ある意味、尊敬に値する脚本? というか、キャラ設定?
ここまで主人公・誠を人間のクズにできるというのは、本当にすごいです。
こういう展開になったきっかけは、単純に言葉(コトノハ)が●らせてくれなかったから。で、練習という名目で●らせてくれた世界(セカイ)のほうに行くわけです。
その後も、中学の同級生・乙女、クラスメートの光、世界の親友・刹那、さらには乙女の仲間との乱交……、と、次々と女性と関係を持っていきます。そんなさなか、誠は教室で世界から妊娠したことを告げられます。
狼狽した誠がかけた言葉は「本当に俺なのか? そんなことを言われても知らない」「なんで妊娠なんかしてんだよ」と。ま、このエピソードだけでも誠のクズっぷりが分かろうというものです。なんでもwiki大先生によると、監督以下スタッフは、誠を最低の人間として描き、ハッピーエンドにはしない意図だったらしく、その思惑は完璧に具現化された印象です。
昨今のハーレムアニメが、ヒロインたちからモーションを掛けられてもEDのごとくかわすのとは対極。ちょっとでもきっかけがあれば、すぐに性交します。文化祭の後夜祭、告白された乙女と体育倉庫(お約束)で●ったあと、その足で世界とフォークダンスを踊ります。この手のストーリーは数多のアニメでお約束ですが、こんな最低なフォークダンスも初めて見ましたw
●らせてくれない言葉に嫌気が差し、とことん冷淡に扱ってきた誠ですが、水に濡れてスケスケになり、爆乳があらわになった言葉に欲情。また優しくし始めるといった心温まる描写もありますw(どこがやねん)
このように、アニメ史にも残るだろう最低男に胸糞悪くなりたい人は、ぜひ一度観てみることをおすすめします。あ、男なんてこんなもんだとか思ってはいけませんよ。