剣道部 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
大山のぶ代さんが、悪役!?
[文量→中盛り・内容→雑談系]
【総括】
ミステリー。デスゲーム。グロあり。
良し悪しと好き嫌いは違う。本作は私にとって、「良いけど嫌い(不得意)」といったアニメ。その辺の理由を、横道に何度も逸れながらレビューに書きたいと思います。
《以下ネタバレ》
【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
デスゲームの醍醐味は、「極限状態における、人間の本質(残酷さや身勝手さ)」を見ることにあるのだろう。
私は、この点がどうにも好きになれない。単純に、悪趣味だと思ってしまう。
そもそも我々人類は、「極限状態に陥らないために」科学技術を発展させ、文化を深化させ、歴史を積み重ねてきたわけで。
それを、またあえて、極限状態にぶちこみ、「さあどうするかな?」と眺める姿勢は、どうにも共感できない。
ホラーが好きなのも、スプラッターが好きなのも、他人に迷惑をかけない趣味趣向なので、別に否定はしない。他人に迷惑をかけない範囲なら、好きに楽しめば良いし、それを楽しめることを羨ましいとも思う。ただ、もし自分の問題としてとらえた時、それらは擬似体験だからであって、本当(リアル)に同じ環境にいたら、楽しめるわけなんてないよなと思ってしまう。
これは受け売りなのですが、「ネガティブな感情の消費」という論文では、人間の脳は、快でも不快でも同じ様に活性化するそうです。その活性化を、快と勘違いしてしまう人が、いわゆるスリルを求める人なのだとか。私はどうも、フィクションを現実として受け止めやすい、悪い言い方をすれば子供な感性のようなのです。でも、うちの大学の教授は、「恐怖映像は感性を鈍化させる」と言っていて、それ系を一切見ない人だったので、文系バカの一部はそうなのかなと思っています。
閑話休題。
まあつまり、私はデスゲーム系が嫌いなんですよ。ホラーもサスペンスも好きくない。グロい系はホントにムリ。ジェットコースターもお化け屋敷も、乗れるし入れるけど、別に積極的に体験しようとは思わない。ていうか、世の中で一番怖い乗り物は観覧車なんですけどね。
再び、閑話休題。
デスゲーム嫌いでも、☆2をつけないのには、このアニメの良さも感じたからです。
ゲームのような演出、対象年齢を考えた血の表現、実は全員記憶喪失&外部世界の荒廃といった、「セカイの真実」。
それらは、私の好みを別にすると、アニメとして高評価できるポイントなのかなと思う。
そして、本作で一番驚いたのは、悪役である「モノクマ」を大山のぶ代さんがやっていることだ。
先日、新ジャイアン役の木村昴さんがバラエティ番組で、「モテようと思って応募したのに、スキャンダルだけは絶対にダメだと言われ、若いときに全然遊べなかった(遊ぶのが怖かった)」と言っていた。
ドラえもんというのは、1アニメではない。かかるプレッシャー、制限というのはとても大きいのだろう。これは想像に過ぎないが、この役を受けたということは、やはりどこかで、悪役もやりたいという葛藤があったのだと思うと、生き生きと演技されている様子に感慨深くなってしまった。
2期を観るかは微妙です。推理やトリックもそこまで凝ったものではなかったし、かき混ぜすぎてバターになるとか、命を軽んじているような不快さも感じたので。
{/netabare}
【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
デスゲーム系? まさかの大山のぶ代さん! こういう役、実はやってみたかったのかな?
2話目 ☆2
偽造死? 誰も脱出できてないのが、証拠にもなるよな。しかし、よく倒れるな。血がピンク? モノクマの言うことは、すんなり信じるの? いやいや、捕捉説明て。これ、前園さんが、自分で自分を殺した? ゲーム原作っぽい?
3話目 ☆3
包丁のところとか、先に見せといても良かったのにね。一応、野球選手というもかかっているんだね。ダイイングメッセージが決め手ってのは、ちょっと安いけど。疑問点は、「なぜ前園さんは超高校級の球児」という、体育会系を殺そうとしたか、だな。女子の方が殺すのは簡単。まあ、誘い出すとしたら、下心のありそうな男子。だとしても、ヤンキーと球児はないでしょ。オタクか、占い師か、御曹司か。まあ、苗木を殺すのが一番簡単だけど、それは、良心の呵責なのか、罪を被せるためなのか。あと、偽装殺人が必要と分かったのは、自分が死んだ後のはずなのに、なぜ、偽装殺人を企てたかも謎だよな。
4話目 ☆2
御曹司くん、「俺はゲームに勝つ(いつか殺人を犯す)」とアピールすることに、何の意味(メリット)があるの? 殺されたくない人から、殺人のターゲットにされる確率も高まるし、殺人が起きた時に、自分が疑われる(あいつなら殺人しかねないと思われる)確率が1%でも上がるなら、アピールする意味ないんでは?
これであの文学少女が犯人なら、ヤベェよな。
5話目 ☆2
犯人しか知り得ない情報をしゃべるのは、確かに証拠になり得るが、それは探偵が誘導するものであり、本人の失言というのはな。殺す動機も、よくわからん。あの御曹司が殺人偽装をして犯人を追い詰めるのも、よくわからん。それが否定されるのも、「動揺」という、全然論理性がないもの。殺し方も、悪趣味だし、観ていて楽しくないな。
6話目 ☆
7話目 ☆
8話目 ☆
9話目 ☆
10話目 ☆3
大山さん、モノクマで、あんなことやこんなこと、て言わないで(苦笑)
11話目 ☆3
やはり死なないか、主人公だし(笑)
12話目 ☆3
エノシマジュンコ。ここで双子かい。
{/netabare}