たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ケレン味のある「BONES」の作画が活かしきれている。
元々、ガンダムやマクロス、勇者シリーズなどを手がけてきた「サンライズ」から派生したスタジオである「BONES」は、「鋼の錬金術師」のアニメ化で漫画原作としては一躍スターダムにのし上がり、その後の「エウレカセブン」などにもそのノウハウが活かされて、アクション作画に関しては東映レベルのクオリティを発揮するスタジオになってる。
絵作りに関しては、そういったノウハウや「少年ジャンプ」特有のアクションの連続が、昨年公開したtriggerの「プロメア」クラスの怒涛の展開で、1時間30分の尺の中でノンストップアクションが見れる。
最近は「鬼滅の刃」の登場で、少年ジャンプでの人気がそちらに集中してしまったが、映画の作風や作中に登場するヒーローやヴィランの出で立ちは「NARUTO」の雰囲気に似ている。
しかし、昔と比べ主人公が努力して修行するシーンなどがないのは、作中の超能力が「個性」ということで、「その人物に生まれつき備わっている能力」ということなので、基本的に最初から優劣が決まってしまっているからであり、いささか幼稚な部分が感じられるが、小学生くらいには受け入れられるファンタジーではないかと思われる。
あと、キャラクターが美少年、もしくは美少女だらけなのはもはやご時世だといえる。